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メイン・インデックス歌謡曲の砦>明菜 in 「ザ・ベストテン」 その1


明菜 in 「ザ・ベストテン」 【Part1】

「少女A」〜「トワイライト」







■ はじめに 

今回は特別企画としてTBS系番組「ザ・ベストテン」での中森明菜の活動の記録を届けたい。

私の中森明菜との出会いは「ザ・ベストテン」であった。
以前のテキスト「よもやま話『7.11』」でも書いたように、私にとって「ザ・ベストテン」と「中森明菜」は切っても切れないもの、つまり「原点」なのである。
実際、「ザ・ベストテン」での1位獲得回数69回で歴代1位という記録が物語るように、彼女はこの80年代を彩ったお化け番組の「顔」であった。
当時の彼女の活動の核のひとつといっても過言ではなかった、と私は思う。
彼女の過去の記録としてアルバム・シングルのレビューでは零れ落ちてしまうもの、それは歌番組の活動の記録ではなかろうか。
そう思い立ち、この企画を立てたわけである。

長年のファンの方は埋もれかかった記憶を思い出し、浅いファンの方は「こういうことしていたんだぁ」と新鮮な気持ちで読んでいただければ、と思う。
これを5月1日でデビュー22周年となる彼女と彼女のファンへのささやかな贈り物としたい。

ちなみに、これは私が見知ったもののみレビューであるのでデータとしてはまったくの未完成のであることを注釈として付け加えたい。
「ザ・ベストテン」の各回のデータは「チャート梁山泊」(http://www.os.rim.or.jp/~katokiti)さん、 また、「ザ・ベストテン」の画像と各回の細かいレビューに関しては相互リンクしていただいている「アイドル708090」さん、また「AKINA NAKAMORI FUN SITE」さんなどが詳しいのでそちらを参照していただければと思う。
それでは、22年前の「少女A」から。……。






 少女A  ( 11週 / 最高3位 / 108,259点)


82.09.16

第9位

レ:− 有:−
ラ:9 ハ:10

6189点


ザ・ベストテン初登場。登場後の明菜の最初の一声は「嘘みたいですね。あがっちゃってトイレに行きたくなっちゃった」
明菜の率直過ぎるトークはデビュー当時からというのがよくわかる。
初登場のサインをしながら、話題は兄弟の名前の話。みんな頭に「明」がつくという有名なエピソードを話す。 「『あきちゃ―ん』と呼ぶとみんな振り向く」と明菜。
セットはプレーンなオケセット。赤いドレスに金のリボン風のベルト。髪はこの曲には珍しくポニーテール。
久米宏のオフコメ「上の兄弟の方は明菜ちゃんの仕事に何もいわないそうですが、下の秋穂ちゃんだけはお姉ちゃんのいらっしゃる世界にちょっと興味と憧れを持ってらっしゃるそうです」とのこと。まさか、その憧れが後にあんな形で結実するとは。

なおこの日の出演に合わせるために写真集の撮影でグァム・サイパン行きを予定していたものを急遽変更、沖縄での撮影に切り替え、出演当日の午後まで沖縄で撮影しての登場だったとのこと。


82.09.23

第9位

レ:− 有:−
ラ:10 ハ:6

6573点


葵スタジオでLPのレコーディング中(「バリエーション」か!?)のところを中継。
仕事のなかで一番好きな仕事はレコーディング、2番目がサイン会。レコーディングで調子が悪いとその場で服や靴を脱いでしまう。
また「忙しいんですか」といわれるのが嫌い。威張っているみたいでいや。また「少女A」よりも「スローモーション」の方が好きとのこと。
レコーディングスタジオからの中継というのもベストテンの王道。
衣装はいかにも私服なTシャツとジーパン。


82.09.30

第9位

レ:10 有:4
ラ:9 ハ:10

7046点


髪型はたいがいポニーテールと垂らすの2パターン。はじめこの曲はずっとポニーテールでいくつもりだったが、美容院にいったら髪を切られすぎてしまって、今は髪を下ろして歌っている、とのこと。
衣装は白のドレス。セットはバックの女性の絵が照明のあて具合で一瞬セットの雰囲気が変わるというもの。これもベストテンではよくあったなぁ。


82.10.07

第7位

レ:9 有:4
ラ:7 ハ:−

7489点


銀座音楽祭のパーティー会場からの中継。東京・芝の東京プリンスホテルから。
専門審査員特別賞受賞した明菜。「まさか取れると思わなかった。嘘みたい」
今、風邪をひいているという話に「それでは鼻垂らさないで歌ってください」と返す黒柳。それに思わず笑った明菜、つけたヘッドホンがはずれてしまう。
そのまま業界関係者が談笑する中、有無を言わさずの歌唱となる。
こういう無茶がやっぱりベストテンだよなあ。
さすがに気を使ったのか、今回は小さめのフリ。衣装はいつもの赤いドレス。

「ザ・ベストテン」では「オフで」「他の仕事で」「移動中で」などと都合がつかないようならすぐに出演拒否していた明菜だが、さすがにデビュー1年目は「出られるものはなんでも出る」という感じ。 無理めな中継も実に多い。


82.10.14

第4位

レ:6 有:4
ラ:6 ハ:−

8016点


河合奈保子(「けんかをやめて」第5位)と一緒に登場。弾き語りができる奈保子に対して明菜のできる楽器は、という話に「カスタネットぐらい」と答える。
これって奈保子の「ムーンライト・キス」を意識して!?
歌はこれまた王道のメドレー形式で「けんかをやめて」〜「少女A」と続く。
衣装は金のドレス。


82.10.21

第4位

レ:5 有:6
ラ:4 ハ:5

8606点


黒柳は今日はお休み。
久米が「明菜って香坂みゆきさんに似ていませんか」という葉書を紹介。
その他にも「伊藤つかさ」「坂口良子」「デビュー当時の都はるみ」など角度によって色々な人に似て見えるという葉書が多く来たらしい。(わたしゃ一番「伊藤つかさ」が近いと思うぞ)
明菜はそれに「よくいわれます。(得か損かといわれたら)あまりよくはないと思います」
セット歌番組王道の階段セット。衣装は金のドレス。トークとの繋がりで色々な表情の明菜のパネルも置いてある。


82.10.28

第3位

レ:6 有:6
ラ:5 ハ:7

8279点


3位まであがってきた。嬉しそうに鼻に皺を寄せてミラーゲートをくぐる明菜。
視聴者からの目撃投稿。
「9月23日、明菜ちゃんは水戸駅で立ち食いそばを食べていた。そばを一口食べるたびに明菜ちゃんはとうがらしをばっかばっか入れていた」とのこと。
昔っから辛いもの好きなのね、明菜。


82.11.04

第5位

レ:7 有:4
ラ:5 ハ:6

8273点


ユニークな父。運動会の応援で「日本ハム」とか書いてある旗をバタバタと振る。とのこと。
今日もテレビの前で旗振ってるんじゃないですか。と返す久米。
セットは蜘蛛の巣風。歌途中で上に張り巡らされたくもの糸(のようなもの)が降りてくる。


82.11.11

第6位

レ:8 有:2
ラ:6 ハ:10

7909点


研ナオコ(「夏をあきらめて」第7位)と共にフジテレビの「かくし芸大会」VTR撮りのところを中継。振袖姿に琴の演奏をする明菜。
歌唱は振袖姿のまま、フジのスタジオを徘徊、そのまま調整室にたどりつき、フジのスタッフの囲まれながら淡々と歌う明菜。
「ザ・ベストテン」の確信犯的領海侵犯ぶりがよくわかる。


82.11.18

第7位

レ:9 有:4
ラ:10 ハ:−

7146点


これまたスリリングな中継。愛知県瀬戸市民文化会館での仕事を終え、帰京するためにタクシーで東名高速をぶっ飛ばしているところを、途中静岡に立ち寄り、静岡放送玄関前へ。 明菜が車を降りるなり、いきなりオケが流れ出し歌唱。歌唱が終わるとオケ途中にもかかわらずマイクをスタッフに手渡し、明菜は車に乗りこむ。そして発進。どこから情報を仕入れたのか、ファンは群がっているし、何がなんやらほとんどわからない混乱状況で終わる。何もここまで急がなくても。
しかしなんで新幹線中継じゃなかったんだろ。いい中継場所がなかった??それとも許可が降りなかったのか??


82.11.25

第10位

レ:− 有:5
ラ:− ハ:−

6513点


前回の静岡中継の話。
車降りたらすぐ歌えといわれた。オケもよく聞こえずに、何がなんだか自分もよくわからなかった。
「歌、めちゃくちゃでしたよね。すいません」と謝る明菜。それに黒柳が「ばっちりでしたよ」とフォロー。実際ばっちりでした。衣装は金色のドレス。



 セカンド・ラブ  ( 13週 / 最高1位 (8週) / 136,913点)


82.12.02

第6位

レ:1 有:−
ラ:10 ハ:10

8083点


初登場。
今までのシングル3曲は一人の女の子を主人公に見立てた1年間のひとつの物語になっている、だって。へぇ――知らんかった。
喉が荒れてて、と気にしての歌唱らしい。衣装は白。ってほとんど白でしたね。この曲は。


83.12.09

第2位

レ:1 有:7
ラ:5 ハ:7

8996点


大阪・読売テレビの楽屋から中継。
「全日本有線音楽大賞」を終えて、これからは恒例の「11 P.M」の受賞パーティーかな。 明菜は局通路を歩きながらの歌唱。最後は藤本義一、細川たかし、研ナオコらが待つ楽屋に辿りつき、彼らの拍手にはにかみながら明菜は歌う。 テレビ局の裏側が堪能できる典型的「ザ・ベストテン」の一景。
衣装は襟無しの黒の私服。髪型は左右に小さなお団子を作っている。この時期にだけ見られるタイプの髪型だな。


82.12.16

第1位

レ:1 有:4
ラ:1 ハ:6

9416点


「ザ・ベストテン」初の第1位に明菜の初恋の人登場。 「えーっ、なんでわかったんですか。わたし名前絶対いわなかったんですよ」と驚く明菜。 それを「わかるんだもーん」と久米。 小学3年の「ひなまつりの人形を明菜の机に上においてそのまま転校してしまった彼」ね。
明菜曰く、消しゴムとかを落としてもすぐひろってくれて、やさしかったんだって。 彼の当時の明菜の印象は「病気がちでよく学校を休んでいた女の子」とのこと。
彼の隣で照れくさそうに明菜は歌い始める。セットは植物のアーチに後には滝。


82.12.23

第1位

レ:2 有:2
ラ:1 ハ:5

9559点


1位2週目。
中野サンプラザの楽屋からの中継。「明菜さん、見事グランプリ受賞」と松宮一彦アナが紹介てしいたが、なんの賞のことかはよくわからない。
と、ここで何故かクリスマス恒例、黒柳徹子の自作クリスマスケーキ講座。
しかもスタジオで黒柳自らつくるのでなく、黒柳が松宮アナに指示しながら。ものすごい勢いで必死にしゃべる黒柳。これ、聞き取れるかなぁ。ちょっと無理だよ。
それもそのはず、時間的に押せ押せだったようで、明菜が試食する前にオケが流れ出してしまう。それでも無理やり一口口に入れ、その場で歌唱。
「歌えますか。大丈夫ですか」と歌い出し直前に久米がフォローを入れるが、これ普通なら歌えないだろうよ。しかし、その無理を通すのがザ・ベストテン。


82.12.30

第1位

レ:2 有:3
ラ:1 ハ:10

9092点


1位3週目。
ミスで1位のお祝いのクスだまが、思いっきり下、―――胸の高さくらいかな、まで降りてしまう。
と、すばやくそこにしゃがみこんで、お祝いを受ける明菜が印象的。
それに久米「何が起こるかわからないザ・ベストテン」

なぜか今回はビートたけしがちょろちょろ徘徊しているが、久米も黒柳もあまり彼には触れずたけしもたけしで的を射ない奇妙なことをぶつぶついっているだけで見た目ほとんど不審人物。 黒柳は明菜に「(この人は)気にしないでね」と忠告までしちゃうし。
さらに「歌手の目標である明日の紅白にもレコード大賞にも明菜ちゃんは出れなくて残念」と久米・黒柳、さりげなく「レコ大・紅白」批判ともうけとれる発言。 明菜はグレーのドレス。セットはオケ前。



83.01.06

第1位

レ:3 有:2
ラ:1 ハ:4

9536点


1位4週目。
福岡セントラルホテルから。郵便貯金ホールのコンサートを終えてファンの集いを開いているところを中継。
ファンからの一問一答。「今日のコンサートで歌詞を間違えましたよね」の質問に「あがっちゃって、ごめんなさい。私笑って誤魔化しちゃうんですよね」と明菜。それに「いい性格ですね」と久米。 さらに「九州で好きな県は?」には「母の出身地の鹿児島」と回答。
歌には「パンパパン」の拍手に「明菜コール」がフィーチャーされ、いかにもファンの集い風。


83.01.13

第1位

レ:3 有:2
ラ:1 ハ:4

9536点


1位5週目。
これは中森明菜「ザ・ベストテン」名場面のひとつ。
風邪で喉が壊れているにもかかわらず歌う明菜。歌いながらも時折見せる苦しげな表情、喉に巻かれた包帯のようなリボンが痛々しい。自分の歌唱に満足がいかなかった明菜は歌唱後ぽろぽろ涙を零してしまう。
画面に向かって笑顔を必死に作ろうとしながらも涙が止まらない。
なんでもこの時スタッフは口パクでの歌唱を勧めたそうなのだが、明菜が見ている人に対して失礼だ、生で歌いたいとそれを拒否したのだそうだ。
なんとも明菜らしいエピソードだなぁ。

ちなみに1位お祝いは作曲担当の来生たかおからの電話。「家がひばりが丘なので、実家に帰ったときは寄ってください」だって。「はいはい」ばかりの明菜といまいちテレビ慣れできない朴訥とした来生たかおでは話は弾まず。


83.01.20

第1位

レ:1 有:3
ラ:1 ハ:3

9779点


1位6週目。2位の中村雅俊「恋人も濡れる街角」を1900点も離してのぶっちぎりの1位(――この大差は実は「ザ・ベストテン」最高記録)。プレゼントはETで使われたものとまったく同じ自転車にベストテンのプレートをつけて。
先週の歌唱を心配しての葉書が読まれた。喉はかなり復調してきたよう。


83.01.27

第1位

レ:1 有:2
ラ:1 ハ:2

9839点


1位7週目。軽井沢からの中継。
アラレちゃんに声も姿も似ているということで、伊達眼鏡をかけて「んちゃ」。
アラレちゃんはこの頃の明菜のネタのひとつでした。
そして様々な氷の像を歩き回って明菜は歌唱。 喉の調子がまた悪くなったのか、歌はちょっとつらそう。しかも今回は歌い終わりにセキをしてしまう。

ちなみにこの回の明菜の得点は自身の最高得点。はがきが2位のラッキーが効いている。


83.02.03

第1位

レ:3 有:3
ラ:1 ハ:3

9479点


1位8週目。テレビ朝日玄関前から中継。
節分ということで豆まき。
テレビ朝日の明菜が「鬼は外」というとそれに合わせてTBS玄関前の久米・黒柳が「福は内」。
これを何度か繰り返す。黒柳が「そちらは『鬼は外』ばっかり、『福は内』もやっていただかないと」というと久米がすかさず「明菜さん歌お願いします」。こういう、さりげない失礼さが好き。
ちなみに今回、「今年の『鬼は外』『福は内』は誰」という質問に明菜が答えているがそれが以下の文。
―――「福は内」……中森明男、千恵子、明恵、明浩、明法、明子、明穂、おじいちゃん、おばぁちゃん、ファンの皆さん。
「鬼は外!」……テレビ朝日の竹田さん、日本テレビの植竹さん、フジテレビの疋田さん、TBSは久米宏!、NHKは滅多に出ないのでいません。ワーナーの島田さん、研音の小川さん、茅根さん、名幸さん、柳沢さん。 ……半分以上は冗談でーす。ごめんね。――――
「NHKは滅多に出ないので」といっちゃう率直過ぎる明菜に笑ってしまう。しかもテレ東は名前すら出ていないし。
歌途中カメラマンが鬼に変装、というシーンがあるが、何故かまったくいじられずに終わる。ベストテンらしいなあ。


83.02.10

第2位

レ:3 有:3
ラ:1 ハ:8

8996点


1位陥落。感想はときかれ「(1位は)もう充分ですから」と謙虚な明菜。

正月に中森家の玄関に掲げた国旗と門松が盗難にあったとのこと。「返してくださいね」と黒柳と久米がカメラに向かって呼びかける。
セットはオケ前。衣装は白のモワレのドレス。衣装の前身ごろに斜めに大きな襞がついていて、あまり見たことないパターンかな。


 1/2の神話  ( 12週 / 最高1位 (7週) / 114,195点)


83.03.10

第7位

レ:1 有:−
ラ:− ハ:−

7053点


初登場。明菜から久米・黒柳にディズニーランド(アメリカのだろうな。浦安にできる前だろうし)で買った帽子をプレゼントする。
「セカンドラブ」のようなバラードと「1/2の神話」のようなツッパリの歌だとどちらが好きか、という質問に「あくまでどちらか選ぶとすればですけれど」とフォローしつつ「スローモーション」「セカンド・ラブ」の方と明菜は答える。
「こういった曲は嫌いなんですか」の久米のツッコミに「嫌いじゃないけれど、苦手なんです」と明菜は返す。オケ前での歌唱。衣装は黒。
「1/2の神話」のベストテンのオケは結構いい感じ。いつも微妙にテンポ早めでイントロのホーンがなかなかスリリング。


83.03.17

第2位

レ:1 有:−
ラ:5 ハ:8

8802点


2週目。松田聖子(「秘密の花園」第3位)と共に登場。
これはトークが興味深いのでそのまま詳録。

黒柳「いらっしゃーーい」
(ミラーゲートから出てくる二人)
久米「道を譲り合ったりなんかしていらっしゃいます」
黒柳「まぁ、今を時めく女性お二方が、また。まぁ、お二人とも可愛いけど、また、よくこう、どちらも(衣装の)感じのあったこちらも金ぶちこちらも金ぶち、こちら白、こちら黒というわけで」
(明菜が黒、聖子が白の衣装)
久米「これは意識して揃えたというわけでは」
中森「いや、そんなことないです」
久米「中森さんはご本人がデビューする前から聖子ちゃんのファンだったそうで」
黒柳「うわぁ。テレビでご覧になってらして聖子さんのどういうところが素敵でしたか」
中森「はい。うちではみんなが大ファンなんです」
黒柳「うわぁ。テレビでご覧になってらして、そして今、実際スタジオでご一緒にお仕事をするようになって。実際をご覧になってどんなでしたか」
中森「わたしいつもずーーっとみとれていたんですね」
黒柳「どういうところ?みとれる理由は?」
中森「とにかく何するにも、お化粧しているときもずっーと隣にいて、ボケ―っと見とれていたんです。で、目が合うと「あっ」なんて下をむいたりして」
黒柳「聖子さん、あなたは明菜さんをどうご覧になってます」
松田「凄くしっかりしてらして、それでいて可愛らしくってとても素敵だと思います」
久米「聖子さんにしっかりしてますって、あなた相当しっかりしてますよ」
久米「(聖子に)かなりライバル意識ありますか。明菜ちゃんに」
松田「やっぱり。頑張らなきゃいけませんね」
久米「(明菜に)あなたも一緒に仕事するようになったらもう、ライバルでしょう」
中森「あっはは。いやぁ、まだ、そぉんな」(と照れ隠しにひょうきんに手をひらひらさせる。が、その手が聖子の顔に被ってしまう)
黒柳「あなた先輩の前でしゃしゃり出で「そぉんな」って、こんなになって(といってさっきの明菜の身振りのオーバーに真似する)。じゃあ聖子さん」
久米「ハハ」
――松田聖子、歌準備へ。
久米「まだ『こぉんな』なんですか」(明菜のまねをしながら)
中森「いえいえ」(これまたひょうきんに)
久米「いやいや、勝ってやるって本当は思っているでしょう」
中森「まぁだまだ」(これまたひょうきんに)
黒柳「でもさ。聖子さんの目の前で「まだまだ」(とやはり先ほどの真似をする)といっているところがすごいわよぅ」
――中森。黒柳にいやそんなつもりじゃ、と困った身振りをする。―――声は拾えていない
黒柳「わかってるわよ。冗談よぉ」
久米「そう。冗談です」(といって黒柳の方を向いている明菜の頭をリクエスト葉書で軽く叩く)
黒柳「(久米に)どうしてそんなこと」(と叩かれた明菜の頭を撫でる)。

―――二人、歌終わる―――

黒柳「でも私じーっと見ていましたら、明菜さんは本当に聖子さんのファンらしくって、聖子さんが歌い始めたらくち合わせてすぐ歌って一緒にフリしてらして……」
久米「いえいえ」(と、明菜がやったように黒柳の顔の前でわざと手をひらひらとさせ、話の腰を折る)
黒柳「あなた可愛くないはねぇ」
久米「だってボクが黒柳さんに可愛いと思われてもなんの利益もないですし……」
―――とすかさず黒柳、久米の顔の前で手をひらひらさせるという同じ技で応酬。久米、黒柳を突き飛ばして「今週の第1位!!」



明菜は良くいえば無邪気、悪くいえば素のお子ちゃまなトーク、聖子は良くいえば大人の、悪くいえば作ったトーク、というのは昔からなんだなぁというのがしみじみと感じられますね。
あと、明菜の聖子へのリスペクト具合とか、久米・黒柳のはしゃぎっぷりとか。
明菜のセットはなにもないが、ただ緑のレーザービームがやたらと飛ぶ。そうそう、レーザービームよく使ってたなあ、昔の「ザ・べストテン」。



83.03.24

第1位

レ:1 有:6
ラ:2 ハ:6

9376点


1位1週目。
広島県廿日市の遊園地・ナタリー(もちろん今はもうない)から中継。
1位のプレゼントは「今、明菜ちゃんが一番合いたい人」ということで中学校時代の明菜の恩師、有隅(旧姓 池田)佳子先生がモニターで出演。
開口一番の明菜の言葉が「あれっ、池田先生だぁっ。……なぁにこんなところでてるのっ」
「明菜ちゃんはとっても無邪気で可愛い女の子でした」と池田先生に褒められた明菜は照れくさそうに「なぁにが、もう」とモニターに映る恩師を軽く叩く。
話の間もモニターに映る恩師の姿を撫でたり、「懐かしいです。とても逢いたいです」と答えたり、先生の生まれた子供の名前を聞いて思わず「かわいいっ」といったり、明菜は無邪気そのもの。

1位のお祝いということで花火も上げたらしいが、全く目立たない。上げ損。でもベストテンにはよくあることだなこりゃ。


83.03.31

第1位

レ:1 有:6
ラ:1 ハ:5

9526点


1位2週目。
「何週くらい1位取れるとおもう?」との話に「『セカンド・ラブ』の8週なんて軽いでしょう」と久米は明菜の肩を軽く小突く。 それを黒柳「いやでしょう。本当ごめんなさいね」。久米は「どうして人を悪者にするんですか」
1位プレゼントは旧式の黒電話。アールデコかかったデザインのもの。ついさっきまでTBSで使っていて、廃棄する直前だったのだそうだ。 「ぬはは」と笑って嬉しそうに明菜は受け取る。「ブルドックみたいで可愛い」だって。
今この電話は回線繋がってますのでどこか掛けたいところあったら、と促すと明菜は電話を掛ける。 電話からは男の声で「島田です」
どちら様ですか、と明菜に尋ねると「いや。ただのうちのディレクターです」
「ただの」って……。ということでワーナー・パイオニアの島田雄三さんが声で登場。
セットはオケ前、衣装は黒に金の帯のドレス。



83.04.28

第1位

レ:2 有:2
ラ:1 ハ:2

9739点


ぶっちぎりの1位6週目。
ピースサインしてミラーゲートをくぐる明菜。体調をくずした祖父に向かって「元気になってくださいね」と語りかける。
50年代のファッションが好きだという明菜。1位のプレゼントはタカハシハジメというデザイナーの作った50年代風の洋服。その場でその服に着替えての歌唱ということになる。
着替えに手間取る明菜。その間をトークで埋める久米・黒柳なのだが、これが絶妙にさりげない。職人芸。
と、そうこうしている間に手にブラシを持ったまま慌ただしく着替えてきた明菜。不良性と少女性を表現した服ということだが、いつもの衣装とあまり変わらないぞ。
ポニーテールにするつもりだったらしいが、時間がないので髪はそのままで歌う。
セットは謎の巨大な手のひらオブジェ。それが回転する。


83.05.05

第1位

レ:3 有:3
ラ:1 ハ:4

9352点


1位7週目。
1位プレゼントは端午の節句ということで柏餅とちまき。
黒柳と久米がとうとうと進行を続けていることをいいことに、明菜は脇にしゃがみこんで嬉しそうに柏餅を盗み食い。 こういうところの明菜は素人の子供、そのもの。
明菜が一口食べた柏餅を見て久米「明菜さん意外と大口ですね」さらに黒柳「あら、そんなことないわよ。かわいいものじゃない。だって、ほらこれが明菜さんの噛み口」と食べかけをカメラに向かって見せつける。 なにやってんだ3人とも。テレビだぞテレビ。

明菜の衣装は赤、セットは大きな白布で全体を包んで風を当てている。途中からは金の紙吹雪も。


83.05.12

第4位

レ:− 有:3
ラ:1 ハ:5

8126点


とうとう1位陥落。
今の気持ちはと聞く二人に、明菜は「すばらしいいい曲がたくさん出ていますから。私の好きな曲もいっぱいありますし」と優等生的コメント。

明菜の歌唱力はどんなもんか、ということで専門家にインタビュー。
作曲家の宮川泰
「彼女の歌唱力は最高だ。不良性と純粋な部分を歌い分ける感性は持って生まれたもの。大変魅力がある。ただひとつだけ、今後の課題として声量をつけた方がいい」
オペラ歌手の島田祐子
「クールで白けた投げやりなフィーリングが魅力ですね、私は歌を歌うと疲れてしまうのですが、明菜さんは『たかが歌』といった感じです。一生懸命歌おうとするかんじがなく、それでいてちゃんと歌えるのがとても羨ましいです」
オペラ歌手?の大屋政子
「次から次へと新しい子が出てくるなかで、これだけ注目されるのは、歌唱力があり、ものすごく特徴のある子だからなんやろか。50、60になるまで末永くやって欲しいわぁ。いっぺん競演したいわぁ」(―――久米・黒柳は大屋政子の声音の物真似をしながらコメントを読む)
歌手?のタモリ
「あの年齢であの表現力、あの歌唱力。これはかなり色々な経験をつんでいるのではなかろうか。でも歌の感じからいうとまだまだ若さが欠点。一刻も早く年を取って欲しい」
フリオ・イグレシアス(つまり前の4人はフリですね)
「明菜について、私が一番印象深かったのは、娘を思い出されるようなオリエンタルな雰囲気です。それと彼女の情感に満ちた声が印象的でした。きっと多くの人の共感を呼ぶ大歌手に成長すると思います」
最後にフリオの直筆の色紙が明菜に手渡される。
衣装は赤いドレスのパターン。セットは電飾のなんともいえない奇妙な羽根がパタパタ。


83.05.19

第7位

レ:− 有:6
ラ:1 ハ:4

7703点


「明菜ちゃんよくテレビでしゃがみますよね」という視聴者からの葉書から、「ザ・ベストテン」で今まで何回明菜はしゃがんだかをVTRで確認。計七回。
それを「いつも画面の中に入るようにやってくださっているだけよね、偉いわよね」と黒柳がフォロー。(なのか??)
―――確かに、明菜はよくしゃがむよなぁ。コンサートでもそうだし。
衣装は黒。綺麗なセットですね、といい残して歌に臨む。白を基調としたセット。それに感心した明菜は歌い終わりに「ほぇーーーっ」とおもわず声をあげたらしい(―――マイクでは声は拾っていないが黒柳がわざわざアナウンスする)。


83.12.29

年間第8位


「ザ・ベストテン 豪華版」。
年間ベストテンに第10位「禁区」、第8位「1/2の神話」がランクイン。
足の捻挫で、「1/2の神話」のみの歌唱となる。
セットは後ろのレンガのような土壁が歌最後にバラバラと崩れるといったもので、豪華版らしい凝った作り。
歌はかなり辛そう。途中ちょっと歌えなくなったりとかもしている。
歌直前まで黒柳が支え、終わった後も黒柳はすぐ明菜に駆け寄っている。
「今日はスタジオに来るだけで『今日は歌わないように』って周りの人にも言われていたのに、スタジオに来たら歌わずにいられないって歌ってくれたのよね。頑張ったわね」と黒柳はコメントしているが、歌うつもりがなかったって、でも、セットあるしなあ。


 トワイライト 〜夕暮れ便り〜  ( 9週 / 最高1位 (2週) / 88,098点)


83.06.16

第9位

レ:2 有:−
ラ:− ハ:−

6639点


初登場。髪は天辺をポニーテールにして、後ろは背中に流し、左のひと房だけ肩から前に出す。衣装は肩を出した若草色の水玉のドレス。それを「グリーンピースみたい」と黒柳。
新曲について「感情をこめやすい落ちついた歌。大好き。ただ、歌いはじめの高いところが難しくてシングルにするにはとてもとてもと思っていた」と、明菜。
今回の歌詞のスーパーインポーズは「アラビア文字」と自ら名付けている明菜の自筆の丸文字。
丸文字がこの時点で実際どれくらい少女たちの間で広まっていたかは、よくわからないが(―――ま、それは大塚英夫さんに任せるとしておこう)、世間的にはまだ「丸文字」という呼称はメジャーではなかったっぽい。
ただ、明菜自身は中学生の頃からこのきつい丸文字を使っていたようだ。で、その肝心のアラビア文字の歌詞なのだが、はっきりいって解読不能。


83.06.30

第1位

レ:2 有:9
ラ:2 ハ:8

8972点


1位一週目。
プレゼントはサーティー・ワンのアイスクリーム食べ放題。
「明菜ちゃんは小さい頃からアイスを死ぬほどお腹いっぱい食べるのが夢」と久米。
明菜はアイスを大きな容器から掬い取ろうとするが、冷えすぎてなかなか取れない。 力をこめすぎて、反対の手に持っていたコーンを思わず潰してしまう。
結局店員に取ってもらいひと口食べて、歌唱。
セットは、室内風。衣装は白のシフォンをふんだんに使ったもの。「夕暮れ便り」ということで画面をセピアに加工していた。


83.07.07

第1位

レ:2 有:5
ラ:2 ハ:6

9259点


1位2週目。
セットは「黄昏便り」なので、背後の三角のオブジェや床に散りばめられた半球などすべてが黄金でピカピカ。
明菜の衣装は白でふわっとしたフォルムのいつものやつ。


83.07.14?

第2位

レ:3 有:4
ラ:2 ハ:6

9092点


夏のコンサートツアーのリハーサル途中を中継。どこかのホールのよう。明菜の衣装は赤いジャージ。舞台上から人気のない客席に移動しての歌唱。
舞台監督曰く「明菜は自分の怒りをどう表現していいかわからなくなった時爆発する。とはいえ話せばすぐ納得してあやまる」のだそうで。うーん、変わってないなぁ。



83.07.28

第2位

レ:8 有:6
ラ:3 ハ:5

8329点


コンサートツアーでさっそく問題発生。昨日の大分のコンサートで明菜の衣装が盗難に。コンサートで着る6着のうち5着がなくなってしまった。
衣装ケースを舞台袖に置いていたところなくなってしまった。予備のももっていかれてしまった。あるのはアンコール用の衣装だけ。代わりのを急いで今作っているが……、とのこと。

もうひとつ。6/16の回で紹介した明菜文字の話題。この手の丸文字というようなものが「ザ・ベストテン」のリクエストはがきにも増えてきたということで、リクエストはがきをはりつけたボードが出てきて紹介。黒柳が解読しようとする。
明菜は真っ白なドレス。セットは全くなにもないが、照明で夕暮れ→宵闇→星空のうつりかわりを表現している。




2004.04.26
改訂 2005.01.23

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