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2006.08.26 ◆ エキセントリックオペラ・リローデッド「サンサーラ」 エキセントリックオペラ・リローデッドの「サンサーラ」を今更手に入れる。 ♪ 生きている生きている その現だけがここにある ♪ 生きることは輪廻(サンサーラ) あぁ、なんて美しくて、あまりにも美しすぎて、死にたくなる。これ以上のなにも見たくない、聞きたくない。 天才音楽家・書上奈朋子があいかわらず炸裂している。哀しい天上の音楽。この世ならざる美。 CX「ザ・ノンフィクション」テーマ用の限定ユニットだろうけれども、是非活動して欲しい、アルバム出して欲しいっっ。難しいだろうけれども。 それにしても、書上奈朋子の音楽を聴かないなんて人生、損しているよなぁ、とファンの戯言。 2006.08.25 栗本薫のJUNE全集をブクオフで購入。 函入り上製本 定価3500円という価格設定に発売当初は華麗にスルーしたのが、いまやブクオフで500円――。……なにもいうまい。 久しぶりに本気汁の薫を堪能して気づいたことがあった。 1 本気になると、登場人物がキモくなる。 2 本気になると、登場人物がみんな栗本薫(――というか、山田純代)そのものになる。 つまり、キモオタの純代である攻の青年が、キモオタの純代である受の美少年を 「をををを、お前は、俺とおんなじ種族。俺たちにとって、この世は、あまりにも過酷な世界。そうだろう――」 とかいって、頬すりすりしている、という世界なわけで。 脚本・演出・主演・助演・脇役すべてが純代、100%純代印、純代オンステージ、純代発・純代行きの夢列車、という感じになって、まぁ、あまりにも素敵過ぎます。 編集からの頼まれ仕事とか、作者の思い入れのあまりない作品だと、キモ臭はかなり抑えられているんだけれどもね。やおいとか、本人が書きたいから書いている作品となると、とどまることを知らない。 「翼あるもの」とかもさ、巽さんが、藤竜也イメージのはずだったのが、唐突にお面がぽろっと取れて、地金の栗本"キモおた"薫があらわれて「ををををっっ」とキモい心情吐露をだらだらするのとか、非常に素敵としか、いいようのないわけで。 ――まぁ、このねっちりねっちりしてキモいところが私が薫から離れた要因なのかな、と改めて認識した。 面白いかと問われれば、面白いんだけれども、なんというか、やっぱ、疲れる。 めんどくせーー、って思ってまう。 そんないつまでもぬちゃぬちゃしている子には、晩ごはん作ったげないわよっ、とかいいたくなる。 とはいえ、薫の大ファンはその粘着質でうっとうしい部分こそがツボなようで、 近頃、休日になるたびにかおりんの大ファンの家人と「どうして栗本薫はダメになったのか なにが栗本薫をダメにしたのか」と数時間しみじみ語り合っているのだが、彼曰く、 「キモくない薫なんて、薫じゃないよ」 「薫の小説のキモさは、薫だからこそのオリジナルな個性を感じる」 とーー。 まあ、ただ問題なのは、キモい面白小説を書いていた人が、いつまにか、本人がキモイだけのつまらない小説を書く人になってしまったという、それだけなのかな、と。 ともあれ、がんばれ栗本薫。と女性週刊誌の記事バリに唐突な心のない声援で〆る。 2006.08.24 いつもメールありがとうございます。まこりんです。 情報提供やら、訂正などなどいろいろ教えていただいたもの、加筆しました。 明菜のカバー作品データとか、西炯子のテキストとか、いろいろ。 メールでまこに教えたあの件って、どうなったの?、とお思いのかた、確認してやってください。 これからもさりげなく、そっと教えてくださいね。 ――ところで、明菜カバーのデータ、といえば――。 EUROXが87年にリリースした唯一のアルバム『Megatrend』で、『不思議』収録の楽曲を何曲か、タイトルを変えてカバーしている、という情報があるんですけれども、知ってらっしゃる方、いないのでしょうか ? 「Wait for me」をセルフカバーしているってのは、判明したのだけれども、他が……わからないっっ。 てゆうか、『Megatrend』、ずーーーっっと、探しているんだけれども、ぜんっっぜん、みつからないっっ。好きなのにっっ、EUROXのごちゃごちゃして妖しいプログレサウンド。 先にEUROXの前身のTAOのアルバム見つけちゃうしっっ。 てわけで、ありがとうついでにあらたな情報待っております。 2006.08.19 夏真っ盛り。ということで、今年もやっぱり、サイト更新が、非常にだれだれの状態になっております。 別に意図してそうしているつもりはないんだけれども、なんでだろうな、この8月ってのは、 ねちねちねちねちと言葉を引っかきまわしてそれを文字に起こすのが、ひじょー―に、だるくなるんだ。 かててくわえて近頃は、あえて日常の瑣末な出来事とか、わりとどうでもいいテレビの感想とか、そういうのを書くのもなあ、という気分が強く、 もうこうなると、ぴくりともキーボードを打つ手が動かない。 動かないからといって、海だ山だ祭りだ花火だとアウトドアにいそしむなんて事はもちろんまるでなく、 PS2の電源いれて、またまた「A列車で行こう2001」をやっている。 何年このゲームで遊ぶつもりか、と、なかば家人に飽きられながらやっている。 しかもおよそ制作者が思いもよらない方法で、山を削ったり、盛土したり、切り通しやスロープを作ったりして、段々畑状の街とか作ってる。 ををっ、まるで神戸か長崎のよう、とかやっている。 たまらんっっ、「A列車で行こう」。 ということで、落ちないまま、寝る。眠いし。 2006.08.07 ひっそりとネット復帰したTSUKASA改めTSU-KAさんとひさびさに対談しました。今回は1987年、 CD転換期で、音楽業界の構造不況の1年。対談後に、レコード大賞の放送日が今年から12/30に変更になることがアナウンスされたり、GLAY+氷室京介のシングルがリリースされたり、と と、付け加えたい事項がでてきたりして、いろいろ現在の状況とリンクしている点が多く、今回も楽しい企画になったかな、と自画自賛しちゃうけれども、どうかな。 2006.07.28 サイトの更新と部屋の掃除は、やらなければやらないほど、どんどん自分の中のハードルが高くなっていく。 こんだけサボっているのだから、次は……、とありもしない展開を高望みして、結果不必要な挫折感を勝手に背負う。 これは、負けがこむと一発逆転の大穴・役満狙いして、さらにドツボにはまっていく心理とまったく同じわけで、 つまりは、負けてもいいけれども、大負けはしたくない小生としては、汚部屋族のヒスイさんの部屋はちゃんと綺麗になったかなぁ、と思いながら、 そろそろ日記を更新するのであった。 ここ一ヶ月、テレビ関連でぼんやりと想ったこと ・「吾輩は主婦である」完結 「吾輩」キャラ、うざいなぁ、天然主婦の由貴ちゃんに早く戻ってよ、と、スタート当初は思っていたのに、 ラスト、ふつーの主婦に戻った由貴ちゃんになんとなく物足りなさを感じていた私。面白いドラマだったです。やるだけやったって、感じ。 斉藤由貴の何年来のはまりドラマでした。 ・極楽・山本関連 バカモノぉー――。「めちゃイケ」ファンの私。番組は続行の様子だけれども、こんな形で「めちゃイケ」卒業するメンバーが出るとはなぁ。 せっかくオリジナルメンバーに固執した「めちゃイケ」なのにぃ……。ただ純粋に悲しい。久世光彦の遺作をオクラにさせかけているのも、怒。 あ、キンイチハギモトは、心底ドウデモイイ。夢列車に、僕は乗らないし。 ・「ドリームプレス社 スペシャル 追悼 本田美奈子」 番組内容自体はファンにとって、特に目新しいものはなかったけれども、 親友・南野陽子の、泣いたり笑ったりとくるくるかわる表情に、いろいろ思い出しているんだろうなぁ、と、見ていてつらかった。20年間ずっと親友だったんだものなぁ。 それにしても最後、崩れ落ちるように号泣するナンノ、あれテレビに映すものかね。あとソニン、そこは前に出るべきでないだろ、おい。 ・「恋のから騒ぎ ゲスト 中森明菜」 今年の明菜サマは、昔に戻ってツンデレキャラで行くのでしょうか。 ちょっと前の、なにかというと号泣キャラ、あるいはいつも空回りのお茶目キャラよりも、 わたし的にはずっと馴染むのでいいんですけれども。 友近の物真似見て、自分のキャラを再構築した節あるよな、明菜サマ。 2006.07.20 わたしが更新を怠っていた一週間の間に、三年前に書いた宇多田ヒカルのテキストにアクセスが集中していた。 どこかで晒されたのだろうか。調べると、そのテキストだけで1000以上のユニーク数を稼いでいる日もあった。 三年前のテキストとなると、およそなにを書いていたか判然としない。読み返しても、「へぇ、こんなこといっていたんだ」と、まるで他人のテキストを読むような印象に近い。 しかしそれが、改めて注目を浴びる。 もちろんこれまでもそういったことが何度かあったが、不思議なものだなぁ、と、やはり思う。 とうの昔に書いたきり、すっかり忘れていたテキスト――その感想が私の元に届いたり、あるいは、どこかでその評判を聞いたりする。 それが縁となって、知り合った人も何人かいる。別の場でテキストを書かせてもらうこともあった。 ある作曲家のブログで「このアルバムを録音した時の思いが伝わっていた」と私のテキストを紹介されたこともあった。 まるで「あの時のテキストを読んでくれたのか」と思うような作品を見ることも、二、三度あった( ――和田加奈子「ゴールデン☆ベスト」には驚いた。 私のテキストを読んで、ふと和田加奈子のことを思い出してリリースしてくれたなら、ありがとう。そうでなくっても、ありがとう。東芝EMI、今夜は君を離さないぞっ )。 わたしが何らかの影響をどこかに与えている、とか、あるいはそうでない、とか、そういったことは、どうでもいい。 ただ、わたしのなかにある想いとの時差、みたいなものが、とても不思議な感じがするのだ。 書いている時――そのとき、その文章は、私にとっての真実であり、わたしそのものなのだが、それが過ぎ去って後、その文章は私であって、わたしではない。 だから、もうそれは過去のこと――といったら、正確ではないが、なんというか、そこでとりあげられているテキストは、まさしく自分のテキストだ、と、どうにも思えないのだ――といったら、責任回避っぽいかな。 何かを作り出す、生み出す作業というのは、「自己を外化する」作業だ。 この世にある人間の創造物は、すべてちっぽけな脳のなかにある論理やら妄想やらを外化したものに過ぎない。 いいかえれば、文明とは、人間の脳の中にある楽園の再現に過ぎない。 しかし外化した瞬間に、その鮮やかな黄金色に輝く「なにか」は静かに色褪せてゆく。私たちの文明が決して楽園でないように、私たちの作り出したものは、いつも不完全で、なにか足りない。手のひらを離れた瞬間「これこそ、まさしくわたしだ」と、いえないものになってしまう。 ――などと、大きく話をもっていこうという気はさらさらないのにあいかわらず風呂敷を広げる私は、 今日も不完全に自分を外化するのであった。オチはないぞ。 2006.07.07 バリバリテキスト書くぞぉ、と、早朝から意気込んでいる、そんな今日お久しぶりのバトンが 庄内拓明さんからとどく。 【 色々バトン 】 ・自分を色に例えると? 微熱色。松本隆のファンなので。 ・自分を動物に例えると? 蛭子能収。空気が読めないくせに前に出たがりなので。 ・自分を好きなキャラに例えると? (漫画や映画何でも可) TSU-KAさん。 しきりとTSU-KAさんが「私に似ている、私に似ている」というので、そうなのかなぁ、と。 ・自分を食べ物に例えると? しゃもじについたご飯。 下品に歯でこそぎ落として食べると、なぜかうまい。 ・次にまわす5人を色でたとえると? うなぎ うなぎ色 柚菜 秋葉色 TSU-KA アダルトチルドレン色 hisui 汚部屋色 ちなみにバトン元の庄内拓明さんは、うーん、稲穂色かなぁ。 しかしだね。「自分を○○に例える」なんて質問に続けて答えるってのは、自分のナルシシズムと対峙する感じで、くすぐったいね。 いちいち語りまくるのも、なんか、「自分大好き」ぶりを人に見せつけているような気がして。まぁ、自分が大好きで一向にかまわないんだけれどもさ。 |