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まこりんのつれづれなる日々



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2006.5.29

 はた、と、「バナーでも作ってみるか」と思いたつ。
 以前、photoshopを立ち上げものの、まともに説明も読まずてきとーにいじりたおして、なにがなんやら、という感じで、投げていたのを、 今日は珍しく殊勝にも、「画像処理の仕方」とか「バナーの作り方」とか、サイトを読みつつ、ひとつひとつ、丁寧に作り上げていって一時間弱――、 って、出来たっっ。

まこりん

 ――えっ、地味 ?
や、なんか、字に陰影をつけたり、枠線入れたり、ボタン式にしたり、いろいろやってみたんだけれども、やればやるほどうっとうしくなるというか、 結局サイト名と、あと、ちょっとなんか可愛らしいアイコン的なものがあればそれで充分なんじゃね――と。って、そもそもバナーの意味って、あるんか――と、つくった今更ぐるぐるするわたし。
 ま、いいや。それにしても、PC関係に詳しくなっていくのって、なんか、「負けた」って感じ、しません? 俺だけ? 



2006.5.28

◆ 「吾輩は主婦である」

 話題のクドカン脚本のTBSの昼ドラ。出演・斉藤由貴、及川光博、竹下景子。
 感想文で松尾スズキの本をとりあげたり、やたら「大人計画」に親和性のある当サイトだけれども、そんなつもりはさらさらないはずで―― って、言い訳しようと思ったけれども、やばい、これ、フツーに面白い。ってか、ビデオ録画して毎日見ています。 今回のドラマのテーマは、たぶんきっとこのふたつ。

 ・久世光彦プロデュースの「TBS 水曜劇場」の世界の再生。
 ・斉藤由貴、「おっかさん女優」としての再生。

 ってか、絵が、もうどう見ても久世ドラマなのね。うそ臭いほど昭和な下町セットで、近所のおばちゃんとかがずかずか朝飯の茶の間にあがりこんだり、 しかも、食卓前での人の並びも、かつてのメシ食いドラマオリエンテッドなコの字配置――カメラの前のだけ不自然に人が座っていないアレね、で、そんなこんなでいろんな人が乱れてドタバタドタバタ。
 しかも時に、小芝居あり、踊りあり、歌あり、という。これ、どう見ても久世ドラマだろ、と。 往年の「久世水曜ドラマ」の世界を現代的に再生するには、どうすればいいのか、というスタッフの挑戦をひそかに、感じますです。

 でね、もいっこ、主演の夏目漱石の魂が乗り移った主婦を演じる斉藤由貴がねー―、これがいいのよ。
 短い間に3人ものお子さんをころころ産んで、産休開けの斎藤さん。 腰や二の腕あたりに、やたら貫禄ついちゃっていて、「あぁ、もう、どっから見ても堂々たるおっかさんだなぁ」という感じなんだけれども、 そんな容色の衰えが全然、見てて悲しくない。
 ケラケラ能天気にあっけらかんと笑うのが似合っていて、あぁ、こういうおっかさんに育てられる子供は幸せだろうなぁ、という、そう感じるのね。 で、しかも、それが、ケッコー可愛いのよ。ちゃんと「斉藤由貴」なのね。ちゃんとアイドル時代の「斉藤由貴」を感じる。 そういう芝居だし、本なんだよね、これ。
 クドカンさん、雑誌対談で斉藤由貴のファンであることを公言してたけれども、ほんとうだな、こりゃ。 憑依癖があって、大学時代はミュージカル研究会に所属し、いきなり小芝居や歌を歌う斎藤さん。 妄想癖が強く、無駄な文才があって、暇な時にチラシの裏にポエムをつらつらと書き「わたしって、天才」とういういとしている斎藤さん。 こういう設定や、描写ってのは、ちょっと(――かなり?)腐女子入っている斉藤さんのキャラクターを知っていないと出ないと思うんですよね。えらいっっ。 でね、この「可愛いけど、ちょっと腐な、どすこい天然奥さん」ってのはねーー、いいとおもうんだ。これからの斉藤由貴はこれだな、と、わたしは思いましたね、ええ。

 なわけで、「大人計画」が好きなサブカルッ子、久世ドラマが好きだったおいちゃんおばちゃんはもちろん、 ちょっと腐女子成分、ミューオタ成分はいっている、かつての乙女だった主婦の皆さんも、「吾輩は主婦である」を見るといいとおもいます。ミッチーも歌い踊るしね。

 ちなみに主題歌の「家庭内デート」(歌うは斉藤由貴+及川光博のユニット「やな家」)、わたし大好きです。 一番の「ねぇ 聞いて おかあさんね 好きな人がいるの それはね それはね お父さん (いっちゃった)」の部分とか。 できあがりまくっているバカ夫婦っていいよね。
 万にひとつの可能性くらいしかないだろうけれども、こういう歌がヒットしてほしいっ。 こういう歌が街に溢れる世界は、絶対、平和で幸せで素敵だと思うのです、わたしは。や、マジでっっ。



2006.5.21

 6月は怒涛の展開。
 まず、みなさまご存知、中森明菜サマ。 6月21日に、3年ぶりのちょーおひさのオリジナルアルバム『Destination』発売。でもって、ライブツアーも敢行と攻勢一方の今年の夏。
 そして、さらに同日6月21日にCoccoも、本人名義では、活動休止以来だからなんと五年ぶりのアルバム『ザンサイアン』がありーの、こちらもツアーもありーのっっ。と、新旧精神系歌手が久しぶりにざわざわしております。
 そしてっっ。近年精神系に急速に傾きまくりの、宇多田さんちのヒカルさんもっっ、「DEEP RIVER」以来のシングルをがんがん突っ込んだ、四年ぶりアルバム「ULTRA BLUE」が、これは6月14日。で、ツアーも、あり。と。タイトルから既に鬱―でダルーな世界観なのかしらん。これも気になりまくるなぁっ。
 さらに、伏兵。手蔦葵も――って、誰? って、まぁまぁ落ち着いてお聞きなさい。今夏スタジオジブリの新作映画は宮崎駿の息子、宮崎吾朗監督による「ゲド戦記」なんですが、そのヒロイン、テルー役を演じ、主題歌・劇中歌を歌うのが、ヤマハ所属の彼女、手蔦葵。現在映画予告編で流れまくりの「テルーの唄」で、6月7日、ヤマハ・ミュージックコミュニケーションから彼女はデビューするのですね。 でだ、その「テルーの唄」の作曲が、なんと、谷山浩子なんだなこれが(ちなみに作詞は、宮崎吾朗監督)。
 しかも彼女の、映画連動のファーストアルバム『ゲド戦記歌集』(7月12日 発売)でも、谷山浩子が、全10曲中9曲の作曲を担当(――残り一曲は新居昭乃)と破格の谷山っぷりっっ。これは、もう、買わずにいらりょーかっっ。 というか、ヤマハ、ジブリ映画と連動で新人デビューという大勝負にあえて30年間マイナーひと筋の谷山浩子選手を起用 ?と、そこに驚きっ、って、大きなお世話か。
 今応援している歌手のほとんどが、ばかばかCDリリースするようなタイプでないので、こうも続くと逆に焦るわ。けど楽しみっっ。



2006.5.19

 眠い。頭いたい。
 でわけで、おうちに帰ってきてそのままお布団へ直行、部屋のあかりをつけることなく横になり目を閉じて、 ってそこで、お腹すいた。
 枕もとにあったはずのポテチの袋を手探りで手にして、バリバリ開けて、そのまま目を開けずに半分ぐらいバリボリ食べて、ひといきついて、 そのまま墜落睡眠。
 社会人って、つらいね。

 学生の頃、「きっといつか自由になる」と、そう思っていた。
 私の時間と心を食いつぶすさまざまは、すべて綺麗になくなると、そう思っていた。 根拠レスで、そう思っていた。
 あの頃の自分にいいたい。
 「無理です。どんどんどーでもいい雑事でがんじがらめになります」
 あー、ニート、いいよなあ。ニート。いまやほとんど憧れですらある。
 なんでうちの親はわたしがニートできるほどの資産がないんだろう。



2006.5.13

 ってわけで、 「シャントゥーズ TOKIKO 〜仏蘭西情歌〜」を買ってみたけれども、びっみょーーーーっっ。 なんだろ。確かに『シャンソン』という感じなんだけれども、『TOKIKO』って感じは、なんか薄く感じる。
 加藤登紀子って、オリジナルアルバムの傑作率がかなり高い、打率のいいアーティストのひとりだと思っているけれども、 うーーーん、どう? このアルバム、なにが足りない? なにがいけない?  と、過去の加藤登紀子のアルバムをひっくり返してみたら、収拾がつかなくなった。 オリジナルアルバムが50枚もあるアーティストの過去を本気で振り返ると、血を見ます。どれもこれもいいアルバムだよなぁ、と、レコード・CD棚をひっくりかえしまくり、トキコの罠にはまってしまったよっ。
 コレだけの数のアルバムをリリースしておきながら、たえず新しい、というか、いつもその時点での現在形を表現しているのね、トキコは。 だから、おんなじような、印象の被るアルバムってのは、まったくない。そこがすごい。
 てか、前アルバム『今があしたと出逢う時』を聞いた耳で、01年の『MY BEST SONG』、00年の『TOKIKO SKY 蒼空』を再び聞いて、はじめて、この2枚のアルバムの良さがわかった。今のトキコがやりたい音ってのは、届けたいメッセージってのは、ここなんだな、と。 これが今の加藤登紀子なんだな、と。シンプルで開放的で力強く直線的。これなんだな、と。 リリース当初は「なんかいつもの加藤登紀子っぽくないなぁ――」と思って流してしまったこのアルバムの魅力がはじめてわかった。存外ににいいアルバムだね、この二枚。
 と、ふりかえって「シャントゥーズ TOKIKO 〜仏蘭西情歌〜」を見るに「今の加藤登紀子」って部分が薄く感じるかなぁ。 今、加藤登紀子がなぜシャンソンなのか、というのは、ちょっとこのアルバムからは感じ取れなかった。 ジャック・ブレル「愛しかない時」は、まさしく今のトキコが歌うべき歌って感じだったけれどもね、他の歌は、うーーん、初収録のものはあまり必然を感じず、再録音のものは以前のもののほうが質がよかったり。 またしばらくたって、聞きなおすと印象変わるかもしれないけれども、今の印象は、こんな。



2006.5.8

 GWってなに? それってなんかおいしいもの?
 ということで、毎日毎日働いてました。へろへろになりながら。あー、だるだる。 ひじょーにテンション低低ですが、ゆるしたって。


◆「亀梨和也と小泉今日子の熱愛発覚」

誰もが知ってるロマンス
実はそんなのカモフラージュ
もっと複雑になっているのよ
      ( 小泉今日子 「好奇心7000」)
 小泉さん、みずからの過去の歌で、このスキャンダルを解題しているような……。 気のせい? 穿ちすぎ?
 やっぱここは素直に「Kyon、この年でジャニアイドルとつき合うなんて、さすが。やるわぁーー。あたしもまだまだいけるし、っていうか、がんがんにいってやるわ」 って、そんな高齢負け犬女の狂い咲き的リアクションをすべき?
 っていうか、いまさらこのネタを持ってくるところに管理人が、忙しいところをみてやってくださいな。 そんなテレビとかのんびり見てる時間ないよっっ。
 ちなみに小泉の「DAKARA」のCM、足元の水たまりがいかにも失禁という感じで、ちょっと汚らしいとおも。 近年の「汚れの小泉」好きだけれどもね。



2006.5.4

 ひさびさに対談しました。テーマは「中森明菜」とど真ん中なので、是非明菜ファンの方はご覧になってくださいね。 明菜テキストでいつも小難しい理屈をこねているのが嘘のような、ファントークです。
 ちなみに対談から3日後にアップロードは新記録。 いつも、ほんっっとーーにっ、いっつも、対談の編集作業は血の雨が降るのですが( ま、対談自体も、いつもオールで、体力勝負だったりするんだけれどもね )、 いや、相変わらず無理してます、自分。




2006.5.2

 はっ、気がつけば、加藤登紀子さんのニューアルバムがそろそろ出るではないかっっ。
 「シャントゥーズ TOKIKO 〜仏蘭西情歌〜」
 そう、ひっさびさのシャンソンアルバムなんですね、これが。
 40周年を終えて、原点回帰ってことでデビューのきっかけとなったシャンソンを、ってことなんだろうね。
 「さくらんぼの実る頃」とか「エロティシ」とか「私は私」とか「TOKIKO L'amour」とか、 お登紀さんのシャンソン系アルバムは、個人的に百発百中なので、楽しみだわ。これ。
 ちなみにサウンド・プロデュースは、島健。「愛はすべてを赦す」リターンズ、みたいな、斬新なピアノと登紀子のコラボだったら、私は嬉しいなぁ――っっ。


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