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メイン・インデックス歌謡曲の砦>「年間チャート回顧」 ―1989― その2 アルバム編 part1


「年間チャート回顧」 ―1989― その2 

アルバム編 part1

シングル編
アルバム編 part2


  <アルバムチャート編>

 売上  タイトル  アーティスト
1  157.8 Delight Slight Light KISS 松任谷由実
2  96.4 the BADDEST 久保田利伸
3  87.8 昭和 長淵剛
4  80.5 BEST 2 中森明菜
5  72.3 FLOWER BED 渡辺美里
6  66.0 CAROL TM Network
7  65.0 CIRCUIT of RAINBOW 杏里
8  64.2 SINGLES BOφWY
9  63.1 Hey ! Sey ! 光GENJI
10  62.1 gradation 工藤静香
11  60.9 GOLD HOUND DOG
12  58.6 Eau Du Ciel 岡村孝子
13  57.6 Train Trian THE BLUE HEARTS
14  54.5 Let's get crazy  プリンセス・プリンセス
15  54.1 DRESS TM Network
16  53.6 Wasted Tears 浜田省吾
17  53.5 Neo Fascio 氷室京介
18  52.5 √5 バービーボーイズ
19  50.2 Especially for You WINK
20  49.6 COMPLEX COMPLEX


  ■J-POPの神に選ばれたユーミン

M:ではでは、アルバム編――
T:1位はユーミン「Delight Slight Light Kiss」です
M:これはすごかった――
T:いたるところで「リフレインが叫んでる」がかかっていた気がする・・・シングル曲でもないのに
M:アルバムでいったら井上陽水「9.5カラット」以来の100万枚突破。2位とも50万枚以上の大差。何馬身差よという
T:いままでも年間アルバムチャートの上位にはいたんだけれども
M:そう
T:1位はこれが初めて
M:82年の「パールピアス」以来年間アルバムチャート9位→9位→6位→6位→4位→2位→2位と来てここでようやく首位奪取。歴史すら感じますね
T:それだけでも十分すごいんだけどもこのあと90年、91年と3年連続年間1位という
M:そう。黄金の3年
T:そしてセールスはどんどん膨れ上がるという、無敵モードですね、まさに
M:完全に音楽界の化け物
T:バケモノて
M:当時はCDとかの音楽アイテムはレコードショップでしか扱ってないわけで、今みたいな書店併設の複合店とか少ないわけで
T:TSUTAYAみたいなね
M:圧倒的に流通する場が限られていてこの数字。しかもシングルヒットとか外的要因ナシにでてきたというのは今考えても不思議
T:すごい。だってこのアルバム前年暮れの発売で、その年はシングル出してないんですもんね
M:うん。それで前作「ダイアモンドダストが消えぬまに」の倍売れた
T:ライヴはやってるけども、暮れにしか露出しないで150万枚、なんだこれはという
M:テレビもでないしね。これは日本ポップス界の最大の謎といってもいいと思う
T:やっぱりその、OLブームとか女子大生ブームというものに安易に要因を求めたくなるわけですが。あとバブルとか
M:でもそれは安易すぎるよね
T:でもそうするととても語りやすいんだけども(笑)それだけでこの膨れ方というのはないですよね
M:ま、確かにF1層に1番早く目をつけたのがユーミンっていうのはあるよね。それこそ「パールピアス」以来ずっとそこ狙いだったわけで
T:それがじわじわ効いてきたのでしょうか、ジャブのように。それこそ1年に2作とか、ジャブを打ち続けてきたわけで
M:じわじわというのはあるだろうね。「昨晩お会いしましょう」以来セールスを基本的におとしていないし
T:そうなんですよね。80年代は右肩上がり
M:1度も外さない
T:驚異的ですね
M:「ALARM a la mode」でちょっと横ばいったけれども、CD転換期で横ばいって言うのはそれだけでも偉い
T:これだけ長く右肩上がり状態というのは確かにほかに記憶にない
M:うん。普通ベテランになるともちっと乱高下するよね
T:このアルバムはもう頂点まで来たという感じですね。さらにそのあと伸びるんだけども
M:でもこのアルバム自体クオリティーが以前より格段って感じは私はしないんだけれども、どうよ?
T:自分も彼女の多くのアルバムの中では、そんなに印象強くない
M:前作の「ダイアモンドが消えぬまに」でがらっと変わったなという印象はあったけれども、そっから「DAWN PURPLE」までは結構おんなじトーンというか、そうでもない?
T:サウンド的には「ダイアモンドダスト〜」から「ドーンパープル」までは同じ路線だと思う。「ダイアモンド〜」で出来た基盤であれこれ作っているという
M:うん。ユーミン自身も「ダイアモンドダスト〜」で一段上に登ったとかいっているし。完成後、自宅の神棚の前で号泣したんだって「こんな素晴らしい作品をつくらせてもらって神に感謝」って。
T:わはは
M:ユーミンらしいよね
T:だから「ダイアモンドダスト〜」からユーミンの90年代という印象がある。イケイケモードというか
M:バブルの聖書
T:路線変えなくてもこれで何作もできちゃうぞ、という勢いを感じる。ただこの「Delight Slight〜」自体は結構地味な感じがするなあ
M:ユーミンは褒めても作品は褒められない、というそんな微妙さが……
T:っていうか、「リフレインが叫んでる」→「Nobody Else」の流れが強烈すぎてほかが霞む(笑)
M:ちょっと意味深なところをいわせてもらうと、このアルバムって昭和が平成に変わる瞬間に最も売れていて最も聞かれていたアルバムなんだよね
T:ああ
M:ユーミンはこのアルバムで数で勝負の世界に引っ張られて、ユーミンに引っ張られるように色んなアーティストも数の世界に行くわけじゃないですか
T:J-POP時代の幕開けですね
M:チャゲアスが200万の壁を破り、ドリカムが300万、globeが400万、B'zが500万……で、宇多田ヒカルの700万
T:膨れ上がるバブル
M:そのきっかけがやっぱりこの昭和と平成の境目にあるのかなぁと、
T:最初にも言いましたけどちょうど全部が節目になってるんですね
M:そんな感じだよね
T:不思議なことに
M:あらためてみてもユーミンがここで化けたのも具体的な理由というよりもなにかわからないモノに引っ張られたという感じがあるんだよね。J-POPの神に見出されたというか
T:J-POPの神!
M:いるんですよ、J-POP神が。きっとユーミンちの神棚に祭られていたのはJ-POP神だったんじゃないかなと。
T:その神様が、「90年代は数字だぞ」と。売れ売れモードだぞと
M:「号泣するくらい嬉しかったんなら、ちょっと教えてちゃるけど」っていってくれたんだよ。「ダイアモンドダスト〜」作り終えたあとに
T:わはは。や、だってユーミンって「昨晩お会いしましょう」から連続1位とっていたけれども「ダイアモンド〜」から明らかになんか違いますもんね、オーラが
M:油っ気が強い
T:ガツガツしているというか、私についてこい!的な
M:こっからしばらく自分の世界というのを脇に置いた作風になることは確か
T:まあ、ユーミンだけでかなり話こんでいるのだけども
M:この年のエポックはユーミンだから仕方ない。じゃ、次いってみる?
T:そうですね。ってかユーミンは「ユーミン」でテーマを設定しないと、話が膨らみすぎるので(笑)


  ■何はともあれファンキー


M:次、シャウエッセン
T:わはははは。ウインナーの人です。久保田利伸 「the BADDEST」
M:久保田は前作あたりから化けたのかな。「SUCH A FUNKY THANG」で
T:田原俊彦に「IT'S BAD」を書いたのがきっかけかな?
M:職業作家としてのお目見えはそのあたりだね
T:そこからじわじわきて
M:ドラマ主題歌のシングル「You were Mine」が売れて、アルバムもヒットって形式かな。で、これはベスト盤?
T:ベスト盤です。初期アルバム2枚とシングルから選曲した
M:「流星のサドル」とか入っている奴だよね
T:「You Were Mine」とか、サイコーですよ!
M:この頃のブラックコンテンポラリーは男・久保田、女・杏里という感じだよね
T:そういう時代ですね。クロさというのをわかりやすく打ち出したというか
M:ひとまず二人とも顔が黒かったから
T:それまでもエッセンスとしては全然あったんだけどもやっぱり「ファンキー」という言葉を打ち出したのが上手かったと思う。特にクボジャーに関しては
M:「ファンキーといえば久保田」というイメージはあったよね
T:なんかこう、「クロいノリがさー」とかいってもピンとこないところをなんかわからんけどファンキー!という納得してしまうような
M:アイコンとしてのわかりやすさは天下一品だった
T:そういう意味ではやっぱりエポックだったと思う
M:ソニーはこのラインもずっと抱えているよね。平井堅とかケミストリーとか、久保田の影響多いように見える
T:だから最近はそういう和製R&Bの始祖としての再評価がされてますが
M:あ、そうなんだ
T:そうそう。R&Bかとか始祖かとかは疑問だけど確かにクロさをわかりやすく日本向けに翻訳したという点ではやっぱりエポックかなあと
M:「こういうモノ」というフォーマットが彼でできたよね。あとはバリエーション
T:ですね。ただ「BADDEST」という最上級はないと受験生の人にいっておきたい
M:そんな人今時いないでしょ
T:や、当時100人ぐらいいたはずだよー
M:当時なら1000人くらいはいてくれよ
T:まあしかし中身は今聴いてもやっぱりいいです。ファンキー!!
M:地続きだからなぁ。いまでもこの路線はしっかり「アリ」として生き残っているし
T:ただやっぱり今のは脂っこさという点で物足りない
M:そのへんがJ-POPだから
T:洗練の結果なのだろうけども
M:和食のような淡白さ
T:そうですね。それがJ-POP化という


 ■「昭和」は終わりまして……


T:次は・・・長渕!その名も「昭和」―――って、これ聴いてない
M:あ、わたしこれ友達からもらった
T:もらった(笑)
M:でも聞かずに他の人にあげた
T:わはははは!
M:ひどいな俺
T:そんなぞんざいに扱われる長渕
M:これは「とんぼ」とか「激愛」とか入っているやつだよね
T:ああそうですね。あと「いつかの少年」は名曲です!でも2人とも聴いてないからあんまり語れない
M:あ、でも、曲名聞くと、ちょっと覚えているかも……ってそんな二人に語られる長渕って。昭和はライブハウスの「照和」と「昭和」をかけているんだよね、ということくらいしかいえない
T:「いつかの少年」はねえ、福岡時代の幼少期がぐわーっとフィードバックしてくる名曲ですよ〜っておれ福岡にいたことないんだけども
M:「いつかの少年」って鹿児島時代の歌じゃなかった?
T:福岡じゃねえ、鹿児島だし
M:ふたりしてぐだぐだ
T:わははは。やっぱ語れないものは語らないほうがいいと
M:そういうことで。長渕絶好調時代の一枚ということで。
T:まあでも長渕のアルバムが80万売れるというのはすごい
M:彼のドキュメンタリティーみたいな歌ってやっぱアレだよね
T:クる
M:志穂美悦子が出産したから「NEVER CHANGE」作っちゃうとか、そういうまっすぐすぎるところがいとおしいというかなんというか
T:すごいリアリティありますけどね。ただ90年代になってそれがなんか変な方向に行ってしまったけれども
M:確かに
T:修行僧のような
M:純文学の私小説家みたいになっていく
T:ってかあんまり好き勝手言っていると怖い
M:長渕キックが飛ぶ
T:怖いです。ということで逃げるように次へ


  ■歌謡曲時代の終わり


T:これはもう、まこりんさん語りつくしてください
M:明菜だね。「BEST 2」は1番売れたアルバムだと思う
T:あ、そうなんだ。1より売れた?
M:「BEST」は77万枚くらいだった
T:まあもうこの頃は完全に歌謡界の女王ですもんね
M:格はとにかくあった。ただね年間チャート上位20枚のアルバムを見るとあきらかに明菜だけオールドタイマー
T:うん
M:なんか歌謡曲が混ざっているよ、という。工藤静香と二人して浮いている
T:この並びでみると時代が次のステージへ移行したなか、取り残されている感がある
M:この年の上位チャートはシングルはまだ「歌謡曲の時代」なんだけれどもアルバムに関してはもう「J-POPの時代」
T:だってこうしてみるとアルバムチャートに関しては、いわゆる「パチパチ系」というか、SONY系
M:全盛だね
T:そういう色が強い、その中にあっての明菜
M:えーーっ、ていう。88年あたりまではアルバムチャート上位にアイドル系がそこそこ出てくるんだけれどもこの年からはもうダメね
T:あれ、この年明菜様シングルは?
M:「LIAR」が27万枚。で、自殺未遂。「LIAR」も「少女A」以来の最低記録更新だった。
T:ああ・・・なんかその、やっぱり節目だなあ
M:そんな感じ。やっぱりベスト盤が売れるというのも最後の打ち上げ花火と言う感じがするし。90年代末期にあらゆるJ-POPアーティストがベスト盤出したみたいにね
T:なんか、何回もそういう話になるけど、アイドルと歌謡曲の終焉みたいなものが感じますね
M:本当に節目だよね。終わっていくもの。始まるもの。
T:ですねー。
M:この並びで明菜が最後まで食いついた、それを矜持としたい。そう思うそんな明菜ファンのわたし
T:美空ひばりの死もそうだし、なんか何から何までが節目づいているという
M:そうね。レコ大も翌年から一時二分制になったし
T:ポップス/ロック部門と演歌部門にわけるというあの愚行ですね
M:最悪だったねあれは。あと紅白の二分制はこの年から
T:変革期ならではの迷走というか。まあそんな時代の変革期を思わせる感慨深い1枚がランクインしている、と。でもいい曲多いっすよねーやっぱり。昔「TATTOO」が聴きたくてこのアルバム買った
M:「TATTOO」はよかったよね。ただ明菜に関しては後期は色々やりすぎたかなぁとわたしは思ったりする
T:たしかに「BEST」と比べるとクオリティのバラつきは激しいかもしれない
M:「テレビの歌番組でいかに映えるか」という歌作りになったから音だけ聞くと退屈なのもあるよね。「BLONDE」とかテレビで見る分にはすごいいカッコいいのよ、ただ、音源で聞くとなると……
T:「SOLITUDE」とか
M:あ、あれはなんつーかフォローが難しい
T:そんな、まこりんさんをして
M:いやぁアレは売れなくて当然でしょ
T:わはは まあでもいろいろ模索していましたよね。「DESIRE」で歌謡曲という意味では行くとこまで行ってしまったし
M:アレは決定盤だったしね。アレで売れないはずがない、という。そっから先なかなか、こうマニアックな方向に行って……。そんななか「TATTOO」は久々のヒットという、そんな感じだったよ、わたし的にも
T:「I Missed THE SHOCK」とか地味だけど好きだな。
M:渋すぎる。フレットレスベースが渋すぎる
T:明菜様のファンはああいうのを求めているのだろうか、というのはあるけれどもね
M:そこなんだよね。本人は喜んでやってもファンはどうよ、という
T:そこはまあ、明菜様に限らずせめぎあいで、そういうのは「2」を聴くとありますね
M:ともあれひとつのメモリアルなアルバムではありました。ジャケット写真をコラージュしたドレスもアイデアものだしね
T:まだ5位だよ!
M:ということで次


  ■自己表現したいアイドルは……


T:ってことで渡辺美里「Flower Bed」。地味なアルバムなんだよなぁ、これ
M:そう?わたしは1番好きなアルバムなんだけれど
T:あ、ほんとに
M:「ムーンライトダンス」とか今だカラオケで歌う。アメリカの青春文学チックな詞とか好き。ライ麦畑って感じ
T:「ムーンライトダンス」いいなあ……
M:この頃の小室は輝いていたよ……。っていうのはいいとして。彼女は当時のソニーの歌姫だったよね。優秀な人材揃いまくり
T:なんかバックアップが凄かったような。売るぞ売るぞモード
M:90年代の主要ドコロ全部揃っています的な今見るとものすごい面子ばっか。ただこの頃はみんな新進だった訳だけれどもね
T:小室も岡村ちゃんもここからブレイクしていったしね
M:そうだね
T:それも含めてSONYの戦略だったのかな
M:曲を書かない彼女を逆手に取った戦略だったのかもしれない。ある意味集団になって売れていく、という。
T:次がちょうどTMですしね。でも歌詞は自作だからアイドルではない、という。コレ結構大きいですね
M:ただ彼女ってアイドルのオーデイションあがりなんだけれどもね
T:ええっそうなの
M:うん
T:ボーカリストオーディションじゃないんだ
M:84年の「ミス・セブンティーン」歌唱賞。その時のオーディションに国生さゆりとか工藤静香も受賞している。そう考えると時代が時代なら彼女も松田聖子的な売り出し方もあったやも知れない……
T:90年代になると、作詞は自分でするというスタンスで、誰も彼もアーティストと呼ばれていく、そんな女性アーティストが増えていくけども、そういうスタンスの走りかなあという印象が彼女にはあるんですけども
M:自己表現もしたい、でもアイドル的でもありたい、といういいとこどりの始祖っぽい感じは確かにあるよね
T:アイドル冬の時代とリンクして、そういうスタンスの女性アーティストが増えていく、いわゆる「ガールズポップ」時代。彼女はその象徴というか。
M:彼女も所属がヤングジャパンだから、今のアップフロントの系譜でしょ。同系事務所的にいえば、アイドルベースでアーティストの方向に向かっていたのが森高で、アーティストベースでアイドル的な方向を持っていったのが美里かな、と思ったりもする。アップフロントの隙間戦略というか
T:わはは
M:ガールズポップというのはアイドルの変種かなとわたしも思う。新しいアイドルの一つの形という、共感型アイドルっていうの?セックスのかわりに仲間意識を売るっつうか……
T:シングルで言ったら永井真理子もそうだし久宝瑠璃子なんかもそうだな。
M:リスナーに向けて「友達だよね」的すり寄りを見せる――ってまた随分ひどいこといっているな
T:バンド形態だけどLINDBERGもそうですね。LINDBERGなんかまさに美里路線の極地のような気がする
M:渡瀬マキは本当にアイドル失敗組だしね
T:うん。それで、ユーミンはそれは化け物なんですけど美里もアルバムセールス頑張ってるんですよね
M:そう。86年のブレイク以来10年近くアルバムを売りまくっている
T:100万近く売れてたりしますよね?
M:ただ彼女の場合不思議とそれが「格」に繋がらないんだよね。それがきわめてJ-POP的
T:なんでだろ。やっぱその「親しみやすさ」を売りにしている分格みたいのは違うんじゃないかと
M:そこがよくわからないんだよね。ただ西武ドームのコンサートとか動員数を見る限り支持者の数という者は圧倒的にあったのは事実なわけで
T:西武ドームのはすごい。あれは偉業ですね
M:なのにどうしてさほどビックネームにならない美里
T:うーん、それはやっぱ作風なんじゃないかなあと思ってしまう
M:若さを売りにしているから?青い作品ばっかヒットするから?
T:や、リスナーと同等であるというか、ここにいるよー!という
M:目線が同じ
T:そうそう。リスナーが見上げる対象になってしまったら、それはもう美里ではない的な
M:あくまで共感が売りなわけだから、「私と同じことを美里も考えている」的なところがないといかんと。
T:ただやっぱ年齢を重ねるにつれて、そんなに青いことも歌えないからそういう苦労はあるのではないかと思う。近作聴いていないからちょっとわからないけど
M:これは一種のJ-POPの病だよね。こうしてなんとなく売上がフェードアウトしていく歌手って90年代に腐るほど出てくる。
T:うん。そういう人多いですね。こう、固定したイメージを上手くずらしていくのがあんまり出来ないでしょぼくれていくアーティストやバンドが多いなあと思う
M:でも90年代に活躍したアーティストでそのへんサバイブしたのって誰よ。ドリカムとか?
T:ドリカムも一時期厳しかったけどねぇ。なんか本格路線に行ってしまって
M:とはいえここ2、3年で危険水域を脱した感がある
T:やっといいところにきたかなあ、と。あとミスチルとかスピッツは残っている
M:でも男性って生活が変わらないから残る感じがする。桜井さんは悩みながら歌っていれば桜井さんって感じするし
T:わはは 真実を言いましたね(笑)
M:悟ったと晴れやかな顔をして、しばらくたったらまた曇ってての繰り返しやっときゃファンは納得するっしょ、という
T:あ、それ以上言うとうちのサイトでアップできなくなります!(笑)
M:あ、ごめん
T:真実だが(笑)まあその、男性に関しては「永遠の少年」的な「いつまでも思春期」みたいな、というのは女性よりは許される気がする
M:女性はそこに「結婚」があるから
T:女性はもっと、如実に変わりますもんね
M:うん。40代になっても浮ついていて「君の隣にいるよ」なんていいだす女性いやだし。それはつらい
T:それと、歌世界との折り合いが難しい。まあでもこの頃の美里のアルバムはとにかくテンション高い。ユーミンに負けないぐらいテンション高いと思う
M:やっぱりクオリティーが違う
T:「HELLO LOVERS」ぐらいまではもうなんか詰め込み方が尋常でないというか
M:好きとか嫌い以前に聞かせるよね
T:耳をぐいっと引っ張られるようなパワーがあります、この時期の美里は
M:というあたりでおとして次いく?
T:一個一個語ることあるもんですね〜


  ■TMファンは「Carol」好き


T:CAROL!
M:これをベストに推すファンは多いよね。一番売れたアルバムでもあるし
T:TMの行き着いた一つの極地ではありますね。TM NETWORKのデビューからの足跡を追うと、確かにこれは総決算。このあとTMNに改名しますけども
M:うん。そんな感じだよね。コンセプトアルバムで、木根尚登の小説とリンクしていて、確か後にアニメなんかも作っちゃったような
T:そうそう。ライヴもミュージカル仕立てで、CAROLという物語をCD、ライヴ、小説、アニメで展開するという完全なるメディアミックス
M:完全に作りこんだ1枚だよね。小室哲哉のオタク気質が結晶している。ジャケのイラストが確かガイナックスじゃなかったっけ?
T:そうです!エヴァのガイナックス。知られざる仕事だろうなあ(笑)このアルバムはもうほんと、大好き
M:確かこのアルバムってLPとCDで曲順ちがうんだよね
T:そうです。物語に関係している曲とそうでないのがあって、LPは二枚組で、物語関係の曲と分けて収録している
M:TM好きはホントに「CAROL」が好きなんだなぁ……
T:わははは 活き活きしてるでしょ?
M:うん。小室好きでこのアルバムをベタ褒めの人、これで何人目だが。ホントこの作品は小室エイジでみとめない人はいないよね
T:いやーやっぱ好きなんですよ、これは(笑)
M:しかし、こうしたマニアックなアルバムが売れるのがTMなんだよね
T:TMってか小室って、ハッタリかますのが真骨頂じゃないですか。ファンを「FANKS」といってみたり、改名を「リニューアル」といってみたりなにかすごいことが巻き起こっているように演出する
M:今考えると恥ずかしい
T:このアルバムはそれの極地という気がする。ここまでやればもう文句ないでしょという
M:このアルバムはものすごい緻密につくったと小室自身もいっているよね
T:集中力がすごい
M:ギターをじゃーんと鳴らしてその「じゃーん」が違う、でなんども(B'zの)松本にリテイクしてもらったとか、そんな話を聞いたことがある
T:だからもう、ロックとかとは全然違う文脈ですよね。人間のやってるグルーヴがいいんだとか、感情とかメッセージが曲にこもってなきゃだめだとかいう。それとは全く別の作り方
M:このアルバムはアナログ録音だったらしいけれども、感性が全然デジタルだよね
T:だから、TMって曲こそ女子供向けだけどもやっぱりデカかったなあと思う。まあその徹底して女子供向けなところが素晴らしいとも思うんですけど
M:このアルバムのあとすぐにわかりやすいデジタルな「DRESS」を作っちゃうあたりも小室哲哉ってやりたい放題だなと
T:TMは結構アルバム1枚ごとに作風違いますからね。作っては壊す、という。結構それは小室イズムな気がする
M:なんかまわりの人はついていけないだろうなと思う。友達になったら振りまわされるだろうなと
T:ウツと木根は10年以上付き合ったわけだからねぇ。まあその飽きっぽさというか壊したがりなところは解散してプロデューサーになっても変わらないですね
M:むしろ強化されている
T:わははは。それで泣かされた人も多い、つーかほとんど泣かされている
M:朋ちゃんとか?
T:朋ちゃんなんかまさにそうですけど、そうでないのを探すほうが難しい。だってポイ捨てだもん、言葉悪いけど
M:まぁ、それ以上いくとゴシップだから。……このアルバムってビジュアル系に与えている影響も結構強いように私は思ったりするんだけれどもそうでもない?
T:ああ・・・や、考えたことなかったなあ。コンセプトアルバムという点で?
M:こういうコンセプチュアルなことをアルバムで成功させたのってやっぱりこれが最初という感じがする
T:TMの自己演出的なところ――自分達でストーリーを作って、そこにリスナーを引き込んでいくみたいなのはV系に通じるところはあるかも
M:それにこういう幻想的少女趣味的な世界観とかもこのアルバム以前ってあんまり見ない
T:ああ、それもありますね
M:実際TMって腐女子系のファンが多かったというイメージあるし。ピンクハウス系というかコミケ系というか。
T:だんだん深い時間になってきたので危ない表現が散見されるようになってきたけれども
M:実際同人誌とかも結構出ていたし、そういう層狙いでアニメのキャラデザインが高河ゆんだったのかなと
T:TMってそういう漫画的なエッセンスが象徴されてはいる。小室もV系というか、ハードロックとかメタル好きだしね
M:ガンズとか
T:YOSHIKIとも組んでるし
M:ともあれ、まぁ小室の象徴的一枚というのは確かだよね。年間チャートで小室がこのアルバムで初お目見えっていうのもひとつの象徴かも
T:かなり。大好きです!聴け!!
M:って私は聞いてます
T:いや、読者にむかって(笑)
M:じゃ、さらに読者に向けてどうぞ
T:や、もういいです。満足しました
M:なんだそりゃ


  ■久保田+ユーミン=杏里?


M:杏里「Circuit of Rainbow」ってこれ、いうことある?
T:一転して黙ろうと思います
M:ははははははははは
T:や、だって杏里全然聴いていない
M:いわゆる女・クボタ的なブラックとユーミン的なソフィスケーションを足したところにこの頃の杏里ってあると思う
T:てか、杏里って出が全然こんなんじゃないじゃないですか
M:「オリビアを聞きながら」?
T:とか「コットン気分」(笑)とかだよ?
M:なにが不満だ
T:「コットン気分」がなんでこう、ブラックの象徴になるのか
M:ていうかこの人は角松敏生との出会いが大きい。そっから一気に傾倒していく
T:「キャッツアイ」の後ですか?
M:直前。アルバムでいうと「HEAVEN BEACH」とかあのあたり。
T:「キャッツアイ」はもう片足突っ込んでいるのか
M:あれはバイト感覚で吹きこんだら売れてしまったという代物。本人の意思はなさげ。一応アルバムでは「キャッツアイ」を角松がリアレンジしているけれどもね
M:で、その後角松とわかれて、全部自分で作曲しだして、前作「ブギウギメインランド」あたりからセールスにも響くようになって
T:で、この80年代末期から90年代初頭にかけては結構ブランドになりましたよね
M:第2ブレーク期だね。って本当におればっかしゃべっている
T:いやあ、語れねー
M:まぁ私もアルバム5、6枚しかもっていないし(―――てよく調べたら10枚近く持っていた)
T:自分は微妙に杏里のブレイク期とはずれていていまいち実感がない。なんか、曲とか聴いてもそんなに・・・ピンとこないというか
M:この人も第2ブレーク期はシングルヒットがまったくなかったからね。でも私も1番好きなのは「キャッツアイ」だからこの時期そんなに好きじゃない、って俺がゲロしてどうするよ
T:どっちかがフォローしないと!
M:「キャッツアイ」はカコいいじゃん。これだよこれ、みたいな?
T:「キャッツアイ」は最高ですよ
M:それに比べてこの時期のアルバムはアクがないのよ。する―――って流れる。なもんで、角松時代のアルバムは聞くけれどもこの時期のはあんまり……
T:なんかでも久保田よりもさらに洋楽っぽい気はする。ギラギラ感がない
M:とらえどころがなさすぎるんだよね。わるくない、じゃあ金出して買うか?――いやぁ……、という
T:なんかそれこそほんと、ドライブのお供というか
M:そうね。「バブルのアイテム」という感じ
T:なんかそいう意味ではユーミン的でもあるかな。アイテム的な
M:うん、当時の彼女がポストユーミンの最右翼であったのは確かだと思うよ。もう一方が今井美樹かな?
T:ええっ、そうなの?
M:ちがうの?
T:いや、わからん。
M:ユーミン買うOLは杏里と今井を買っていた、これは断言できるね。
T:あぁ、でも今井美樹もなあ……。今井美樹の売れ方もなんかアイテム的というか、バイブル的な
M:今井はモデルとしての彼女にあこがれるという構図もあったから。「W浅野か今井か」と言うそんな時代だし
T:この、80年代の自分にとってリアルタイム感のないチャートを見たときに一番わからないのが杏里と今井美樹。ってか今井美樹のアルバムタイトル、読めないのが多いんですが
M:「ルトゥール」とか「モカ」とか「ジュビア」とか
T:そうそう(笑)
M:個人的には「ルトゥール」以前のアルバムはみとめたいなぁ。布袋と出逢って以降は……アレですが。「アイボリー」とかいいベストだと思うけれども。ダメ?
T:や、「アイボリー」は好きな曲多いですよ。ってか上田知華メインの時期はとてもいい
M:だったらある意味認めているんじゃん
T:や、嫌いなんじゃなくて、そんなに売れたの?っていう意味で
M:OLの憧れだから――ってそれじゃ納得できない?ざっくりと白いシャツに袖を通す自然体の彼女に憧れていたと。
T:や、わかります。「PIECE OF MY WISH」とかカラオケで歌うよおれ。太い声で。♪どうしてもっと〜自分に 素直にいきれないの
M:お前が歌うなと。って杏里と関係ないところいっている。次いこ次。杏里はバブルでしたよというところで、次
T:そんなまとめでいいのか(笑)


   ■BOφWYは夭折の美学


T:BOφWYだ
M:解散してからのほうがむしろ売れているよね
T:やっぱあの解散の仕方がカリスマ性を高めたというのは絶対あるでしょう
M:そうなの?いまいち事情を知らない
T:だってもう頂点にいま到達したというところの解散だもの
M:ラストシングルで1位を取ったキャンディーズみたいということ?
T:いやあ・・・どうなのかなあ
M:確かに売上的にはこれからという時の解散ではあったようだよね
T:BOφWYって結構いきなりブレイクしたんじゃなくて、じわじわ知名度を上げていったバンドでしょう
M:うん
T:それこそ山を一歩一歩のぼるように。それが「BEAT EMOTION」
M:あれで週間1位とって
T:いよいよこれはすごいことになってきた、と。次の「サイコパス」でやった!頂上ついた!
M:年間ベストテン入りだね
T:と思ったら、頂上一歩踏んで解散みたいな。もっと景色を味わえよ!みたいな。ここまで一歩一歩昇ってきて、頂上の風景を堪能するまもなく下山
M:そういった終わり方があとを引く原因なんだろうね
T:これはもう、今でもボウイが伝説めいた語り方をされるのも、あの解散なくしてはありえない。それぐらい見事な解散
M:栄枯盛衰の「衰」がない
T:そうそう
M:だからいつでもファンの心はエバーグリーン
T:頂上にたどりつくバンドはいくつもいるし、その後「もうちょっといける、もうちょっといける」ってやってるうちにいつのまにか「衰」期になっていた、そういうバンドも腐るほどいるでしょう。それがBOφWYにはなかったから
M:つまりはある意味尾崎豊的なのね。夭折の美学的
T:まあ、音楽的とかバンドのスタイル的にも後続のお手本になった部分はもちろん多々あるけれども。
M:それは数多あるよね
T:あの解散がさらに解散後のBOφWYの地位を確固たるモノにしたでしょうね。だって、中学以降、ぼくらの世代なんてボウイ解散後に音楽に目覚めた人間が多いですけれども、BOφWYファン驚くほどいたもん。おまえらみんな当時知っているのかよ、という
M:確かにいるよね。むしろリアルのファンよりも多いんじゃないかと思うくらいに
T:うん。リアルタイムのバンドのようにファンがいた
M:ボウイ以前に日本にはロックなんてなかったとかいう子にあったこともあるし
T:それはあまりにも極端だけどもね(笑)
M:それくらい後追いで熱狂的なファンはいるんだなと、そういう感嘆はあった
T:ただまあ売れる「歌謡ロック」の雛形を作ったというのは確かにあるかも
M:それを言っちゃ元も子もない……。ビジュアル系は彼らを抜きにしては語れないってのはあるけれどね。紀元前/後くらいの差はある
T:ありますね。その後の日本のロックバンドの定型を作ってしまった。ただその、そういう周りのBOφWYファンに「聴け!」って聴かされるわけだけども最初「そんなにすげえか?」としか思えなかった(笑)音ペラッペラだし、歌詞もなんかファニーだし
M:で、今はどう思っているの?
T:今聴くと、その布袋の洋楽的な部分と、氷室のすごくドメスティックなそれこそ西城秀樹のような(笑)
M:秀樹かよっっ
T:その折衷っていうのが独特の歌謡ロックというものになって、後に繋がっていったのではないかなあと思うです
M:これも次の時代への布石の1枚って感じだね
T:完全に布石です
M:と綺麗にまとめて次


  ■そして時代は「HEY!SAY!」


M:光GENJI
T:わはは。「HEY!SAY!」ふざけてんのかというタイトルですが
M:お笑いでいうところの「出落ち」だよね。このタイトル
T:これ持っています
M:あほーーーー
T:言ったもん勝ちという
M:どんな経緯で買うかなぁ……どうぞ語ってください
T:や、だって光GENJI好きだったから。WINKと光GENJI、おれの音楽史はここから始まっている。これ3枚目のアルバムでしたっけ?
M:うん、ファーストの「光GENJI」が去年の年間アルバム1位。で「Hi !」と来て、ヘイッセイッッ。
T:「HEY!SAY!」――わははは
M:アルバムではどんな作家が書いていたの?
T:えっと、デビュー以来の飛鳥涼が何曲か書いていて、あと都志見さんとか、馬飼野さんはいたかなあ?
M:結構シングルと変わらない面子なんだ
T:普通にジャニーズ人脈だったと思う。でもこれ結構いいアルバムだったな
M:光GENJIのすごいところは「アルバムも売れるジャニーズ」だったってところだと思う
T:ああ。それまでってあんまりでした?
M:むしろ全然。だって光GENJI以前は年間10入り1枚もないし。最高で近藤真彦の「ギンギラギンにさりげなく」が37万枚くらい。今はスマとかKinkiとかアルバムもそこそこ売れているけれどもね。
T:まあこの当時の光GENJIの人気爆発ぶりって凄かったんですけどもそれ以前とか、ほかの・・・少年隊とかもいたのに
M:シングルと比べてたいして売れない
T:光GENJIはアルバムまで売れているというのはなんでしょう
M:それは全然わからん
T:その、1stアルバムが全部チャゲアスで作ったじゃないですか
M:あ、そうなんだ。「じゃないですか」とかいわれてもアルバムまでチェックしないし。
T:全部チャゲとアスカで
M:結構がんばっちゃったんだ
T:俺初期5枚ぐらい持ってるんだけども
M:すごいなぁ……
T:アルバムに力入れていたのかなあ。それは関係なさげ?
M:いや、わからんよ。なにぶん聞いてないから
T:最初10曲入りにするといっていたところをチャゲアスがスケジュールの関係で、8曲しか書けないとなった時に「じゃあ8曲入りにする」とジャニーさんが言ったとかなんとか
M:それほどチャゲアスでなくてはという思いが強かったのね
T:あとチャゲアスサイドが「なぜチャゲ&飛鳥なんですか。アイドルと彼らでは畑違いではないですか」と訊いたところ ジャニーさんいわく「これからはアイドルも音楽が評価されなければならない。邦楽でも洋楽でもない、新しい時代の音楽を提供していかなければならないそれを考えるとチャゲ&飛鳥さんしかいません」といったとか
M:へーーーっ
T:だから結構アルバムもちから入れていたというのはあるかもしれない
M:光GENJIってジャニーさん的には決してやっつけではなかったのね
T:や、初期の何枚かは力入ってます、すごく。楽曲のクオリティ高いしシングル級の曲がアルバムに入っていたりする
M:なんとなく見た目少年隊の造りこみと比べて雑な感じがあったからやっつけかなとか思っていたよ
T:この「HEY!SAY!」(笑)なんかもあと3枚ぐらいシングル切れるんじゃないかという
M:切ればよかったのに。「太陽がいっぱい」からしばらくあいちゃってあれで結構ファン逃げたのに
T:あーあと思い出したんだけど、光GENJIの初期のアルバムは、シングルじゃないけどテレビやCMでフィーチャーされていた曲が結構あったんですよ。光GENJIがやっていた「あぶない少年」という番組の主題歌とか
M:「あきすとぜねこ」とかだっけ?
T:そうそう。あと映画の主題歌になった「いつかきっと」とか、なんでシングルにしないの?という
M:なんかすごいファントークだ……ちょっと驚き
T:わはははは キモイことを言っているか、おれ
M:いやぁ、好きだったというのがよくわかる云い方だったから。それに光GENJI好きの男性にあったのもはじめてだし
T:や、自分の歴史上、真っ当に「アイドルを好く」好き方で好きになったのってWINKと光GENJIぐらいだからなぁ
M:いやぁ、意外
T:まあそんな、結構アルバム買わせる要素というのは今思うとあったかなあと
M:語りたいところまでどうぞ
T:いやー なんか梯子を上らされている気が
M:だって私なんも情報ないからなんともいえないし、シングルしか聞いたことないし。はっきりいって光GENJI舐めてましたから、堂々と歌番組でクチパクすんなよ、と
T:それはだって、ローラースケートで回りながら歌うなんて無理よ!物理的に不可能に挑戦している。光GENJIって7人歌ったときにすごく声が凸凹してるでしょう。その凸凹感がジャニーズだなあと思うんですけど
M:ていうかアレは下手なだけかと……。それを言ったらシブがき隊もかなりでこぼこしている。あと俊ちゃんとか?
T:ひろみもそうだし。アルバムだとさらにその凸凹感が楽しめていいです。一番歌えないあっくんに大バラード歌わせたり……
M:TSUKASAさんの最大のキーワードは凸凹なの?
T:うーん、結構でかい、その凸凹感は。それが研磨されたものがJ-POPと思っているから
M:こういっちゃなんだが、このままあげると「なにを言っているんだお前は」とか思われるぞ
T:ええっ
M:ま、それが味だからいいけれども、というところで次
T:ええっちょっと気になる
M:いや気にするなって、味だから
T:どこがーー
M:いい味でているってこと
T:や、気づくとかなりテンション上がっていた
M:今気づいた?
T:TM↑ 杏里↓ 光GENJI↑ でアップダウン。まあ、これはよきジャニーズという感じのアルバムです。以上




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2005.05.04
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