あなたの情報アンテナは3本立ってますか?? こんばんわ。まこりんです。 私は典型的なオタク体質なので、ほっとくと勝手に情報仕入れまくって勝手にオーバーフローしてしまうので大変です。 CDショップとか、本屋行くとあなたは無性にカーッと胸の奥が熱くなるとこはありませんか?? あと、図書館とかネットうろちょろしていたりする時。 うおーーーっっ、まだこんなに私の知らないものがあるよぉ、って。 私はそんな知識過剰摂取の持病持ちなんですよ。 大学の頃は、特にこのオタク的知識欲動がものすごく激しくって、学校帰りは毎日のようにショップや図書館などで色々な掘り出し物漁りという日々でした(当時はまだパソコン持っていませんでした、まだwin95が出たて、といった頃でしたしね) 雑誌や、新聞などにあるレアな情報を色々とコピーしたり、切りぬいたりしたのもこの時期でした。 で、どうだった、というと、自分で消化しきれないほど溜めこんで、結果、消化不良。まともに聞いちゃいないCDやレコード、精読せずに読んだ気になった本の山を無駄に作り上げてしまった、という。 やっぱり、自分が触れることのできるものというのは、時間的、精神的、金銭的な様々な制約があるわけで、この世にあるあらゆるモノに触れるッちゅうのは土台無茶な話なわけですよ。 そんな修羅の日々の果て、マニアックにキリキリするよりも、今あるものを十全に楽しんで、でもって、新しい何かがやってきた時に自然に受け入れる心の余裕だけを用意して、後は偶然の幸運を待っているほうが、精神衛生上いいんじゃないか、と、ふと、思い立ったわけですね。 そして、2年前の引越しの時、今後絶対に見ない聞かないかつ愛着のないアイテムは捨てよう、と決意し、ある程度処分し(―――といっても、その量は、ダンボール2、3個分くらい、これでも断腸の思い)、これからは、もっと購入する時は勢いに任せるのはやめて、もっと熟考して、ちゃんと後々まで楽しめるもの、今本当に触れてみたいもののみにしようと誓ったのです。 今は、昔ほどめくら滅法というのはさすがになくなりました。いくらか自制もできるようになったしね。 これ以上気になると、色々と欲しくなるから、考えないで置こう、などと自らの情報アンテナにマスクするなんて技もできるようになったし。 とはいえ、まあ、人の心はままならないものでして、はい。 やっぱり、時々来るのですよ、メラメラと欲望の炎が湧き立つ、というか。 手に入れたい、とにかく何がなんでも、手に入れたい、そこらにあるもの全部手に入れたい―――という焼けつくような欲望が。 はっと気づくと、「1日でCD10枚も買ってるよ、俺」「図書館の本20冊以上も借りているよ、俺」「どうでもいいことをネットで三時間以上もサーチしているよ、俺」、とまぁ、こんな感じで。 はぁ……、もっと冷静でいたい。 今、現代社会で生きていくことで重要なことって、情報を手に入れるという作業よりもむしろ、情報の濁流の中から自分にとって必要なものをピックアップしていくこと、そして手に入れた情報を精査すること、この二つの方なんじゃないかな、と私はおもいます。 もう、情報なら、この世にうんざりするほどあふれているわけです。そしてそれをいれる手段も容易かつ多種多様なわけです。 でもって、知っても知らなくてもどうでもいいこと、知ったからといってどうにもならないこと、というのは、世の中いくらでもあるのです。 そんな要るような顔をしている要らない情報を削除していく。無闇に反応しない。 どんな情報も、相手にとって重要であるかのように、欲動を刺激しやすい形に流す側は加工して流しますからね。そんなキャッチの強さに惑わされないで、丁寧に取り上げていく。と。 これらの作業が、私も上手くできるようになったらいいんですけれどね、まだまだ何事にも過剰適応気味です。 私の知的好奇心は時々暴走機関車になってしまうのです。 みなさんは、自分の情報アンテナに振りまわされてはいませんか?? |
2004.05.03