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まこりんのつれづれなる日々



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2007.02.27

 ふれようふれようと思っていた話題。
 明菜様、三月末に「バラードベスト」を出すそうな。
 もう既に収録曲は確定しているようで、各サイトで発表されているけれども、こんな感じのよう。

・あの夏の日(新曲)
・SOLITUDE(新録)
・帰省 〜Never Forget(新録)
・難破船(新録)
・LIAR (『true album akina 95 best』より)
・予感 (『true album akina 95 best』より)
・陽炎 (『unblance+blance』より)
・月華 (『unblance+blance』より)
・赤い花 (『ベストフィンガー』より)
・初めて出逢った日のように (『ベストフィンガー』より)
・二人静 (『true album akina 95 best』より)
・SAND BEIGE 〜砂漠へ〜 (『歌姫DD』より)
・セカンド・ラブ (『歌姫DD』より)
・水に挿した花 (『歌姫DD』より)
・駅 (『歌姫DD』より)

 どうよ ? どうなのよ ?
 正直言って、明菜の「バラードベスト」って、いい企画になるポテンシャルはあると思うんだけれども、どうも外している感じがして……。

 明菜ファンの皆さんならご存知でしょうが、明菜って10代の頃にアルバムを中心にいいバラードをいっぱいもらっているんだよね。 ただ当時は若さゆえに表現しきれなかった部分もままあったりして、それを今の明菜の圧倒的な曲の解釈力で再録音したら、絶対いいと思うのですよ。 それをこの機会になぜやらないかなぁ。もうっっ、勿体ないっっ。
 「バレリーナ」とか「ありふれた風景」とか「温り」とか「AGAIN」とか「少しだけ小旅行」とか「モナムール」とか、今の明菜のボーカルで聞きたいっていうファンは結構多いと思うけどなぁ。 こういうのを二、三曲入れるだけで随分違うのに。
 なあんかこれだと「ベストフィンガー」「歌姫ベスト」に続く音源リサイクル運動の一環にすぎないのかなって感じで、ま、買いますけどねっっ。

 こういう企画モノってのは、スタッフに理解あるオタクがひとりいたほうが絶対いいよなぁ、岩崎宏美や河合奈保子における臼井孝さんみたなさ、とひろりんのリイシュープロジェクトを横目にそう思ったり。 誰かいないのかね、濃ゆい明菜オタクの業界人は、と、買う前からぶつぶつ言うてる私ですが、聞いて名盤だったらいくらでも誉めますよ、ええ。むしろそのつもりですってばさ。



2007.02.22

近所の中古CDショップに大量にレンタルアップの商品が50〜200円で売られていた。 これはもうわたしの出番でしょう。買いまくる。 というわけで久しぶりに、聞き流しレビューしてみようかな。 

◆ 坂本真綾 「イージーリスニング」

01年作品。アニオタ界の浜あゆ、坂本真綾のミニアルバム。 いまさら菅野よう子+坂本真綾コンビにすっ転ぶのは負けのような気がする、と避けていたけれども、やばい、フツーにいいわ。 彼女、歌、うまくなったよね。「約束はいらない」の頃と比べると、ちゃんと歌手の声になっている。 ちなみにこのアルバムの声、原田知世にとってもよく似ている。知世ファンのそこのあなた、聞いてみる価値ありです。

◆ 田中美奈子 「君の瞳に優しく」

杉本彩や森高千里とともにバブル期の日本で美脚を競った美奈子ねぇさんの90年リリースのファースト。 うすっぺら。まさしく「バブルへGO」という感じ。"瞳に一億円の保険"って触れこみが、もう、バブルとしかいいようがねぇわな。 二度とバブルには戻りたくありません、わたしは。

◆ 田中美奈子 「Gimmmick」

「つきぬける」ってコピーがすげぇな。90年発売の二枚目はクラブサウンドでさらにアゲアゲ。プロデュースは 月光恵亮、井上龍仁、須貝幸生、神長弘一って、荻野目洋子の「流行歌手」と姉妹のような作品ですなこれは。 他作家は、屋敷豪太、小室哲哉、岡野ハジメ、Joey Carboneなど、とにかく豪華。 しかし、どうなんだろ、この美奈子の声。作りすぎちゃうん ? 少年の声のよう、変にぶっきらぼうです。 ビジュアルのわりに、この声はサウンドにあんまりあってない感じ。

◆ 田中美奈子 「TWO HEART」

というわけで、これは四枚目。92年リリース。 バブルも崩壊したしと、アゲアゲでない自然体のお姿を今回は披露。自分で作詞作曲したり、声も自然な魅力が出ている。 これが一番地に近いんじゃないかな。 「ひと夏の経験」「青い果実」「恋のバカンス」などのカバーも、さほどの違和感がない。 この人の敗因は、芸能界内でのキャラ立ちの割りにエロでも派手でもなかったところなんじゃないかな。 地味で真面目な人だったんだな、そのあたり杉本ねぇさんとは違うわけなんだな、と、このアルバムを聞いて感じた。

◆ 中崎英也 「Shadow Play」

これまた掘り出し物だ。 本人名義では四枚目、かな、の94年のアルバム。ジャケットが、池田聡の「至上の愛」みたいだな、思いつつかけてみたら、まさしくそんな感じ。 おされでメロウな和製ソウルアルバム。やっぱりメロディーメイカーだなぁ、中崎さん。奇を衒ったところはなにひとつないけれども、退屈ということはまったくなく、安心して聞けます。 歌手としてももっと光があたってもいいのにっっ。

◆ 浅野ゆう子 「リュミエール」

91年発売。なんだこれ。ぜんぜん歌ってないじゃんッッ。おフランスのエスプリの効いたおされミュージックにゆう子の激しくどうでもいいナレーションかがぶりっていう、なんなんこれは。歌は一曲のみ。 パリをうろうろして撮った豪華写真集とか、そういうおまけ、いいから、とにかく歌え、と。 「サマーチャンピオン」とか「ムーンライトタクシー」のアダルツ・アンド・セクスィーなゆう子を期待したのにぃ。 ファッション雑誌でできるコンセプトはファッション雑誌でやれっっ。バブルの負の遺産のような一枚。思わず投げたくなる。

◆ Kiss Destination 「GRAVITY」

存在自体が小室哲哉の闇歴史といって過言でないKiss Destinationの99年発売のファースト。 当時は「哲にぃさん、やっちまった」と思っていた小生ですが、今改めて聞いてみると、そこまで変でもない ? あーらんびーが汎用化された今となっては、さほどとんでもアルバムでもない。結構ちゃんと作っている。哲哉の本気をわたしは感じたよ、確かに。 ま、ミリオンセールス狙えるプロダクトだとは到底思えないけれどもね。

◆ 立花ハジメ 「ロウ・パワー」

97年発売。ウーリッツアっていうエレピでの演奏によるミニアルバム。 ごめん。このアルバムと自分との接点が見つけられなかったよ。 ただ聞いていると鬱になります。閉鎖病棟の春の中庭を逍遥しているような感じ。

◆ 矢野顕子 「On the air」

92年発売。80〜89年の間にCMで使われた矢野顕子の楽曲をまとめたコンピレーション。初CD曲が2曲。この時期のMIDIって、epoとか大貫妙子でも、こういう感じのベスト作っていたよね。 矢野アッコは坂本教授とのコンビの時代が一番好きだな、と再確認。あ、パンパースの「赤ちゃんのおしり」はなつかしかったっす。

◆ 大島ミチル 「クリスタニア イメージアルバム」

96年リリース。 探していたものがこんなところで見つかると思わなかったっ。 90年代中期にメディアワークスがメディアミックス展開した水野良原作の「レジェンド・オブ・クリスタニア」のイメージアルバム。 このアルバム以前に「クリスタニア」関連のサントラを既に3枚作っているので、これはその総集編、というところかな。今まで取り扱ったモチーフをいろいろ取り上げバリエーションで魅せつつ、新しいサウンドを織り交ぜつつ、という感じ。 「メカゴジラ」に「ごくせん」に「ショムニ」に「リュウケンドー」に「釣りバカ日誌」に「極妻」と、なんでもありというかんじで片っ端から劇伴のお仕事なさっている大島さんですが、 こういう無国籍サウンドの彼女がわたしは一番好きです。「大英博物館」とか「風の大陸」とかのね。

◆ 梁邦彦 「愛さずにいられない サウンドトラック」

91年の日本テレビドラマ「愛さずにいられない」のサントラ。梁邦彦のインスト仕事としては、初期にあたる作品といっていいかな。 あいかわらず、初夏の爽やかなそよ風のようなポジティビテイ―あふれるプロダクトです。


もちっと買ったけれども、いいかげん長いので、ま、こんな感じ。 思ったよか、あたりが多かったなぁ。お得なお買い物でした。



2007.02.16

 某浜名湖サイトもチェックしている方なら、やっぱりね、とお思いでしょうが。 ニンテンドーDS、生意気。おもろいじゃないか。
 フツーに川島隆太に乗せられて脳年齢の若返りに励んでおります。 順調に成績は上がっているけれども、これ、脳が活性化した結果というより明らかに慣れ、だろ。 タッチペンの特性とか、判定とか、そういうのが飲み込めた結果としか。 まぁいいんですけれどもね。
 ってわけでDSに夢中で更新停滞中。今のわたしは任天堂の奴隷です。



2007.02.09

 どういうわけか、PCのブクマが綺麗さっぱり消える。
 うーーあーーー。HP激減。
 ほぼ毎日回遊しているサイトは、すぐブクマに再登録できるものの、 資料・参考用としてブクマに入れていたものが、もう、ねぇ、どうしようもない。
 しかも、はてなダイアリーのログインが異様に重くて、書き込めねー―っっ。
 もう、いやっ。
 ひとまず不貞寝します。



2007.02.08

 いつもメール、ありがとうございます。楽しく拝見しています。
 返信をする機会が少なくなっており、とても心ぐるしく…… って、これ、いつものテンプレぢゃんっ。
 や、メールは、嬉しいんですよ。
 でもね、こう、見ず知らずの人にメールを返信するのって、結構神経使うことでさ、 とはいえ、掲示板復活するのも現状では管理しきれないだろうし。
 というわけで、メールフォームに「お返事」コーナーをプラスしました。 メールフォームで「レス希望」をチェックしていただいた方のメールには、 時間とタイミングが合えば、お返事コーナーでレスしたいなと、思っております。
 と、そんな業務連絡でした。
詳しくはMaiformで。



2007.01.30

 朝。
 いつものコートの中に、いつもの財布がない。
 あれぇ。
 記憶を探る。
 昨晩、買い物の帰り、自転車の籠に財布をぽんと入れたことを思い出す。
 そういえば、あのままだ。
 顔面蒼白で家の前の私道に置いている自転車へ向かう。
 果たして、財布はそこにあった。
 急いで中を探る。
 現金もキャッシュカードもクレジットカードも、なにひとつ盗られていないことを確認。
 ほっとする。
 この街の治安のよさと自分の運のよさに、乾杯。

 というわけで乾杯ついでに明菜様とかジュリーとかテキストあげておきました。 なんかもう全然まとまりがない、ただひたすらこの萌えを吐き出したい、というだけのテキストなんですが、クオリティー考えるとまた「Destination」のレビューの時のようにいつまでもアップせずになっちゃうので、あげちゃう。



2007.01.29

「ギャラの交渉から入らない仕事は、所詮サークル活動」

 し、至言だ。
 まさか、こんなビターな大人発言を白井恵理子たんから聞くとは思わなかったぜ、ベイベー。




2007.01.27

 Yahooの期間限定特集「古地図で東京めぐり」。

http://map.yahoo.co.jp/kochizu/

 これ、面白いわ。
 安政3(1856)年、明治40(1907)年、平成19(2007)年、の三つの東京(江戸)の地図とプラス衛星写真が閲覧できるんだけれども、 この特集にどれだけの需要があるのか、まぁーーっったくわからんが、これ、時間忘れます。一時間はすぐです、すぐ。 ちょっと地図とか日本史、好きかな、って方なら是非。
 街ってのは、つくづく生き物なのだなあ。感慨。 安政三年っても、たった150年前、なんだよね。 ほんと近代のスピードってのは、ただ事でないよなぁ。
 これ、もうひとつ昭和32年の地図もあると、江戸から現代まで、ちょうど50年毎の比較になって、より面白かったとおも。 東京五輪きっかけに区画整理・幹線道路の拡幅工事が急激にすすむ直前の戦後の東京の地図も、けっこういい味出してるしね。
 ちなみに、拡大・縮尺はホイール、地図の切り替えはタブと、操作は容易、かなり完成度高いっす。グッジョブ。



2007.01.26

 いつものブックオフ。
 「うひひ、ぐへへへ」という不気味な笑い声にあたりを見回す。
 30代前半の大きなお兄さんが、「To Heart」のアンソロをそれはもう楽しそうに立ち読みしていた。
 幸せそうで、なによりだね。



2007.01.25

◆ ある休日

7:00 起床。朝食。昨晩の夕食の残り、刺身盛り合わせとコーンポタージュ。PCの電源を入れ、メールチェック。特に何事もなし。
7:45 風邪気味で調子が悪いようだ。風邪薬を飲んでもう一度就寝する。
13:00 再び起床。復調ならず、無気力。昨晩購入した漫画を読む。白井恵理子「劉備くん リターンズ」とDuo Brand「鎖国恋愛」。 待望の白井三国志の新刊におもわずハイテンションになる、が、長く続かず。萌えるにも案外体力がいるものなのだなと痛感。 Duo Brandには「White Gardian」のごとく剣と魔法の世界(――でやおい)を期待しているのだが、なかなかうまくいかないものだ。
14:00 家人が「原付を買いたいのだが」と相談、そのまま少したらたらとしゃべる。話題は佐々木禎子の「野菜畑で会うならば」など。
15:00 自分に活を入れるべく、部屋の掃除など諸々の家事。さくさくと片づけを済ませる。
16:00 昼食兼夕食。 刺身の残りとそれだけでは足りないので、焼肉を四、五枚。刺身のツマまで綺麗にたいらげる。やる気はないが、食欲は残念なほどにある。
17:00 片づけのすんだ部屋でやっぱり、ぼーっ、とする。PC立ち上げネット上でうろうろ。書きたいことはあるのだが、心が鉛のように重い。
20:00 気がついてたら、8時やんけっっ。風呂に入る。風邪がひどくならなければよいがと思いつつ、一時間ほどかけてゆっくりと入浴。入浴時間は格好の妄想タイム。
21:00 休みなんだから、日記くらいは更新しようと、メモ帳を開いて「ある休日」というタイトルをつける。
21:30 そして「今」



2007.01.22

 出先で自転車がパンクした。
 近くに自転車店はないかと、帰り道をとろとろと自転車を転がしながら探すが、見つかない。
 30分歩いて、結局自宅近所の自転車店に行く。店はシャッター降りていて――「店主入院中につき、しばらく休業します」の張り紙。 しかたない。もう少し先の自転車屋に――。はたしてそちらは定休日。
 特に誰が悪いということはないのだが、いらいらし始める自分。器が小さいのだなぁ。



 めでたくこのサイトも今日をもって満四歳を迎える。
 記念日にこうしようとああしようと思っても、どうせ守れずはずもないので、心になにか期するとかそういうのはないが、ちょっとばかりこのサイトを振り返って考えてみる。
 一年目は、なにも考えずに無意識でいた。
 二年目は、コンテンツの少なさをなんとかしたいなと、とにかくテキストをあげることに腐心した。
 三年目は、今までのテキストを読み返し、量は補えたけれども、質がこれじゃな、と、反省。再読に耐えうる質のいいテキストを心がけて書くようになった。
 で、四年目はどうだったか。読み返して「好き」でいられる文章をのこせたらな、と、そう思うようになっていた。
 わたしは「大好き」と言っている自分が好きだ。それが自分らしい、と思う。 いつも上機嫌で、にこにこしていて、好意が全身から溢れてるような、そういうお気楽な人間でわたしはありたい。 文章も、そうならば、もっといい。
 もちろん「好き好き愛している」の連呼ではテキストにならないので、ぐだぐだねちねちと語るけれども、その小理屈の向こうに、好意が滲み出る、そういうテキストを書こう。 読み返して「自分、可愛くないなぁ」と思うような文章は、なるべく書かないようにしよう。と。そう思うようになっていた。
 そんな四年目。テキストのアップ頻度が下がってしまったところに、自分の人間のできてなさが如実にあらわれているわけで、なんとも切ない。 つまらぬ雑事に色々とらわれてしまって、というのもあるけれども、まぁ言い訳だわな。
 小さな波風でぐらぐら揺れない、大きくって温かい人になりたいなぁ。しっかし、なれないなぁ。なんで些細なひと言で落ちこんだり、ちょっとうまくいかないだけでむかっ腹立てたりするんだろう。
 というわけで、そんな自分の器を見知った五年目はどうなることやら。

 いろんなwebサイトが出来ては消えてゆくこの世界。ひとまずわたしはまだここにいます。
 今までメールをくれた方、くだらないお話につきあってくれた方、今は連絡のない方も結構いるけれども、ひとまず、ありがとう。
 結構、あなたたちのこと、忘れてませんよ ?



 ちなみに――。
 Google等の検索サイトで順調に上位表示されていった結果、一見さんのサイト訪問は爆発的に増加したものの(――全ページのユニーク数が一日で2000越えたりする日も多い)、 いわゆる常連客は、ここ一、二年、さほど増えてはいない。二回以上の訪問者の数は一日でだいたい400〜500くらい。
 自分のキャラやサイトの特性を考えるに、このあたりが上限なのかなぁ。

あ、そうそう。明菜様のライブDVD。いつものように流しながらでレビュー書こうかなあ、と、DVDを流すのですがっ、そうするとっ、明菜様に魅入ってしまってまったく手がすすまないっ。
 これって恋 !?
 ってわけで、テキストはもちっと後になりそう。ま、それくらいいいライブDVDです、これ。



2007.01.19

 うわわわあーーーん。
 やることが多くって、ぜんぜんまとまんないないないない。
 せっかくの明菜様週間なのに、乗りきれていないよぅ。
 ちょ、ちょっと、散漫な感じになりそうですが、やるだけのことはやりたいです。
 明菜様とか明菜様とか明菜様とか、他にも色々色々。
 やる気だけは満ちみちていますよっっ。空回り気味だけれども。
 そんなこんなでサイトも五年目に入りそうだったりなんかして。
 と、とにかくっっ、ひとまず「歌姫ベスト」は書いて……。あ、ライブDVDもっ、いまから書いてきますっっ。



2007.01.18

◆ 明菜ほしいのは「カニの缶詰とお米」

http://www.nikkansports.com/entertainment/f-et-tp0-20070118-144194.html

 プレゼントで欲しいものは「蟹缶と米」。
 うーん。さすが。だてに芸能界で25年メシ食っていないな。と妙なところで感心してしまった。
 ファンからのプレゼント。これって、本人にとってみれば嬉しい反面、結構悩ましい問題、 中森明菜のようなトップレベルの知名度を持っていなくてもさ、同人作家レベルでも、結構ありうるテーマだったりするんだよね。

 例えば、花束、なんてのは、渡すほうとしてはプレゼントとして一番無難かもしれないけれども、もらうほうとしては、持っていると変に目立つしかさ張るしすぐダメになるし、なにしろもらう側になったとたんにうんざりするほどもらうわけで、いいところがまるでない。 リアル"百万本のバラ"ごっこするっていうのも、やってもいいかもしれないけれども、まぁ一度でいいわな。
 手作りのほにゃらら〜、なんてのもこれまた定番だけれども、これはプレゼント渡す側もらう側の双方がお互いをよく知っていてうまく成立するもので、そうでないとたいていは、気持ちはありがたいけれども〜、となりやすい。 高いブランド品や化粧品にしたって、そう。趣味の違うものをもらっても困る、となりかねず、ってわけで、センスが問われるものっていうのはお互いを知りあっていないと難しいのだ。
 じゃ、電化製品などの耐久消費財は ? となると、これまた、ひとつでいいマイナスイオンドライヤーが何十個も届いたよ、なんてことになりかねない。
 もういっそのこと「プレゼントはいりません。気持ちだけで充分です」なんていったほうがいいかも、その発言自体優等生的だし、 と思ったりもするが、向こうは向こうで"その気持ちを伝えるために"結局プレゼントを贈るわけで、その発言はなんの抑止力にならない。
 では、と、さらに考える。

 同じものをいくらもらっても困らない、センスを問わないもの―――消去法でいくと、一番いいのが、「食材」なのだ。
 しかし、食材でも、食品にいくらでも細工ができるものは、NG。 手作りチョコとかクッキーなんて、まず絶対ダメ。なにを紛れ込ませているか、わかったものではない。知り合いからのプレゼントでない限り、速攻ごみ箱行きだ。
 足の早いもの――野菜も肉も魚介類も、冷蔵・冷凍しなければならないものは、保存に限度があるのでこれまた向かない。
 となると、残されるのは「心のないものの細工が施しにくい保存食」。これしかない。
 そんな保存食の中で、一番よく使うものといえば「米」。一方、手近に入手でき一番高いもの、といえば「蟹缶」。これはもう、限りなく、正解としかいいようがない。
 そういえば、その昔カップ麺好きの中島みゆきのコンサートではカップラーメンが会場を飛び交った、という逸話を聞いたことがあるが、あれも、安全性・保存性といい、なかなかお見事なセレクションだけど、カップ麺は価格のわりに、かさばっちゃうんだよね。大量に運ぶのは結構大変。 そのあたり価格と簡便性で米と蟹缶は、カップ麺以上だよな。
 さすが、明菜様。
 とはいえオチで「もらったお米であわびご飯 つくりました」なんていうてるんだから、 つまりこれは、あわびを晩御飯にちゃらっとだすくらいに、買いたいものを買う金が充分にあるんだからプレゼントは要りませんよ、というメッセージを言外に伝えているかも。

 って、そんなことよりも、「歌姫ベスト」が売れそうな気配がしているんですけれども。どうなん ? レコード会社の思惑とおりになるのが悔しいような、嬉しいような。



2007.01.10

 浅川マキは、80年代のある日、不慮の事故で視力を失いかけるほどの大怪我をした。 彼女の視力は回復したのだが、そのとき以来、彼女は人前に出るとき大きなサングラスを決して離さない。
 彼女がサングラスを常時かけるようになってしばらく、彼女は「アメリカの夜」という歌と同じタイトルのアルバムを作る。1986年。
 「アメリカの夜」――それは、映画で、夜の場面を昼間に撮影するためにフィルターを使う技法のことを指す、という。 実際に「夜」に夜を撮影するよりも、「アメリカの夜」で夜を撮影するほうが、より「夜」っぽい映像となるのだそうだ。
 マキのサングラスを通して見る、夜と化した昼の風景、それは「アメリカの夜」だ。 それは偽りの夜の風景だが、しかし、夜よりも夜らしい一面がまた、ある。
 真昼に闇を見るマキ――。
 「今はこのサングラス、気に入っている」
 マキは歌う。
 彼女はこの「アメリカの夜」を契機に、より深く、夜と同化していくようになる。

 マキが久しぶりに自選集を編む、という。「Darkness」のパート4だ。発売は2月。
 彼女は、いまでも、夜の中にひそんでいるのだろうか。わたしは、そっと彼女へと思いの触手をしのばせる。楽しみだ。



2007.01.09

 同時代という形でなにかを括れる人が羨ましい。
 ぼくらの時代にはなにもなかった。
 戦争もビートルズも学園闘争もなかったし、ニューウェーブもバブルも知らない。
 ケータイもにちゃんねるすらなかった。
 ただ、若い頃のぼくたちは、時代の空白を、ひたすらカラオケBOXでつぶしていた。
 未来はいつも鈍い灰色をしていて、それを見まいと刹那を埋めるだけにある今。
 なにもない閉塞状況。
 ただ、うすらぼんやりと絶望しながら、現実を受け流していく。
 ぼくらの世代は語るべき言葉をなにひとつも持たない世代だ。
 まぁ、だからどうだっていうことはなんだけれども、
 ただときどき「ビートルズは世界を変えた」とか少年みたいなことを平気で言う中年を見ると、ちょっといらいらする、それだけだ。
 「お気楽そうでなによりでー―」
 ぼくたちは、imagine all the people なんてしない。
 そんなのは、自分の度量を越えたことだって、知っている。
 ぼくたちは、ゲームの駒。
 そのゲームを誰がたのしんでいるのか、知ったことではないけれども。
 ばっちり目が醒めたつもりで夢を見ている人よりましだと、冷たく目覚め、諦めている。
 早く終わりの日がくればいいとぼんやり思いながらね。



2007.01.07

 「気分は負け犬 わたしはいま、死んでいるぅぅぅっっ。」
 鬼束ちひろの復活はまだか ? まこりんです。
 いいかげんプロフィールを変えようかなと思いたったが、面白いネタが思いつかず挫折。
 ウソのようなホントの話、わりとこの嘘八百、本気にする人がいるんだよねぇ。マイコーって、ネタとしてマイナーなのかなぁ……。 だから、変えようかなと思ったんだけれども、なかなか難しい。本当のプロフィール書いてもどうしようもないし、ねぇ。

 ところで――。鬼束の最高傑作は「私とワルツを」だと、わたしは思うんだけれども、そう思いませんこと ?
 孤独に孤高に生きる淋しい人へ「ひとりでなんて踊らないで、どうか私と一緒にワルツを踊りませんか」という、それは愛の告白の歌なんだけれども、その告白は祈りにとても近く、その愛は、無償の愛にとても近い。 孤独なふたつの魂がひっそり寄り添う、美しくもせつなる愛を描いた傑作だと思う。
 自意識に自縄自縛であったかつての彼女が、この曲と「Sign」で、自意識を振り切って、本当の意味で人を愛することを覚えたなと、これは次のアルバムが楽しみだなと思っていたのに、まさかその後、あんなトラブルが待っているとはなぁー―。早く元気になって復帰してください。



2007.01.02

 昨秋の「猫森集会」で手嶌葵の谷山浩子のカバー「岸を離れる日」を絶賛したけれども、早速2月発売のアルバム「春の歌集」に収録されるよう。
 春の別れと旅立ちをテーマにしたニューアルバムの、基調となる一曲として、さっそく公式サイトでは、試聴できるようになっている。

 http://www.teshimaaoi.com/

 わずかワンフレーズだけだけれども、これがやっぱり泣ける。もっと聞きたいわぁ。 なんとかCMとかドラマのタイアップをつけて、シングルカットして、ヒットできはしないものか。
 森山直太朗の「さくら」みたいな形で世間に受容されうるポテンシャルは、充分あるとおもうのだがなぁ。 とにかくわたしの今年の卒業ソングの一押しは手嶌葵の「岸を離れる日」、と、ツバつけておこう。
 ほかの歌も、タイトルから既に品よく、ジャケットの妖精の絵も典雅で、「春の歌集」、とても楽しみ。 手嶌葵は、かつての一部のアイドルの楽曲に漂っていた「少女性」を全面に押し出した展開で正解だと思います、わたし。 斉藤由貴とか裕木奈江とか、あのラインをさらに怜悧に、ストイックに結晶化させた感じで。



2007.01.01

 あけまして、おめでとうございます。

 ――というわけで早速なんですが、風待詩民としての役割を果たすべく、 作詞家・松本隆さんのサイト「風待茶房」の「風待コラム駅伝」で、松田聖子の「ハートのイアリング」に関するテキストを書かせていただきました。

 http://www.kazemachi.com/

 尊敬する松本隆さんからのオファー、しかも「風待コラム駅伝」リニューアル第一回の担当という、この大役におののきながらも、心をこめて書かせていただきました。って、まあ、文章はいつものわたしなんですけれども。
 「ハートのイアリング」は、前々からなにか書き残しておきたいと思っていた楽曲でもありましたので、お時間のある方は、是非ご覧になってください。

 こんな風に今年も色々なところ、色々なネタで遊べたらなぁ、と淡い期待を寄せておりますので、みなさんもそんな感じでおつきあいいただけたらな、と思います。


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