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なんだかんだいって、好きだけど

「A列車で行こう2001」


(PS2/アートディンク/2001)


ああもう、風邪をひいているのに今日も起動させてしまった。
私にとっての悪魔の誘惑、それがまさしく「A列車で行こう」シリーズ。
メガドラの「A列車で行こうMD」ではまって以来、ずっーーーーーーと、本当にずっーーーとこのゲームのとりこ。
パート2以外の全部やったもんなあーーーー。
3の時はわざわざこのゲームのためにバイトの金で別売りのメモリーパックと一緒に速攻買ったし、(当時のPCエンジンのCDロムではセーブデータが膨大すぎて 別売りのメモリーパックを買わないとプレイできない状態だったと記憶している)、プレステ、プレステ2とハード購入のきっかけにもこのゲームの発売によって、だし。
まさしく私の「キング・オブ・呪われゲーム」。
いくらこのゲームの為に投資したかわからんし、いくら時間を費やしたかなんて、恐ろしくって考えたくもない。
今回取り上げる「A列車で行こう2001」にしたって 付属の「トレインキット」欲しいけど、HDD持ってないしなーーー、そのためにHDD買うのアホだしなーーー、とか迷っている状態だし。
もう、自分で自分がいやンなっちゃいますね。
でも、いいの。面白いから。

このシリーズ、プラットホームがプレステ2に完全移行してから、簡単に言えばパソコンでできなくなってからなぜかユーザーががくっと減った感がありますが、私は断然「A6」「A2001」派。
画像が綺麗とか、2Dから3Dへの変換、拡大縮小がシームレスっての当然としておいても、断然時間の流れがリアルになっているし、ダイヤの組み方も細かく設定できるし、列車の加減速もそこそこリアルだし、以前のシリーズみたいに2列車が衝突しつつ走ったりとか、シーサスポイントで車両がすりぬけたりとかしないし、
リアルを追求するならこっちでしょう、絶対。
以前のシリーズと比べると「経営」の面がやさしくなっているので、各列車の収支にこだわる必要もないし、バランスシートにくびっぴきになるということもないし、節税対策も考えなくてもいいし、なので思いの通りに線路が引けるようになっていると思う。
まったりとした田園風景の路線でも大都会の通勤路線でもどちらも収支として成り立つので、どちらも再現できる。
(以前のシリーズって、結局経営重視のために、ビル群ばっかの町になっちゃったでしょ)
なので、実際に運行しているダイヤを忠実に再現しようという気にもなりますね。
優等列車や、複数の行き先、区間列車や乗り入れなどなど、色々試したくなる。
本当、鉄オタのための夢のゲームとなっていると思いますね。

とゆーことで、人生を無駄にこのゲームにかけてしまっているわけです。
で、よ。
この現行最新シリーズ「A2001」なんだけど。
じゃあ、今一番楽しんでいる「A列車」シリーズかというと、そうでもないのよ。
「A6」のほうがプレイしているわ、多分。
「A2001」は全体の作りとしては「A6」のマイナーチェンジ版といったところなんだけど、正直言ってあんまり改良されているようには感じないのは何故だろう。
いや、確かにダイヤグラムのテンプレシートはかなり便利。
これでダイヤ設定のの手間は大幅に省かれました。実際、プレイしても、ダイヤ設定のミスはかなり減ったし。
時間の早送り機能も使えます。「A6」のように街が成長するまで何時間もゲームつけっぱなしで放置するということもなくなったし。
新しく出来た高架と地上駅を混ぜた複合駅もいい感じ。高架部分に新幹線や特急を走らせると気分でますね。
あと、駅名も途中変更できるし、都市情報もわかりやすくなってる。マップ全域も見渡せるようになったし、このへんは改良かな、と思う。

でもねーーー。それ以外はいただけない。
最大保有列車数も50台から40台に減っているし(最大まで活用したい私にとってはこれは大きい)、 車両のバリエーションも減っているような気がする。
今調べたら、「A6」は色違い含め、全60車種が今作では51車種になっていた。
また、リアルを追求するあまり一台の列車の価格が前作と比べると高騰し過ぎ。
205系5両編成一台8200万円だったのが2億6250万円、485系5両編成一台7600万円が2億8400万円と2倍以上高くなっている。
でもって、今までは使わない列車処分すると「列車売却」でお金が入ったのに、今回は処分費ということでお金を払わなくてはならない。
結果として気軽に車種変更できにくくなってしまったなーー、という感じだ。
街維持のための資材がないと街が衰退するっつうのも、ちょっと厳しいよなーーー、とも思うし。
前回のように放置プレーができない。
いちいち折を見て、資材補給できているかチェックしなくてはいけない。

チュートリアルとか、街のデベロップリポートメント機能、ダイヤ・線路のテンプレなどと初心者でも遊びやすく改良している感は漂っているけど、マニアとしてはうーん、ですな。
もともと敷居が高いゲームなのでこうした親切設計にこだわるのもわかりますが……。
ダイヤテンプレとデベロップリポートメント機能は今後も活かして欲しいけど、その他はどうだろうか……。
結果としてはいただけないバージョンアップ版となっていますが、初心者なら絶対こっちだし、マニアも新しいマップで遊べると思えば十分楽しめると思いますよ。
そう、なんだかんだいって、結局やっているのよ。このゲーム。
ただ、きつきつのダイヤ設定をして早送りするとダイヤが狂ってしまうのはなんとかして。
これじゃ「A5」の悪夢再び、だよーーん。(いや「A5」ほどひどくはないけどね)

ともあれこの「A列車」シリーズ、ソニーのPSネットワーク構想(別名、帰ってきたPCエンジン「コア構想」)の尻馬につい乗ってしまって、見事にコケかけていますが、なんとか続き出て欲しいなーーー。
個人的には色々不具合があって忸怩たる出来だった「A5」の改良版を出して欲しい。
早送りでダイヤがぶれないように、列車の最大保有台数を増やして、処理と画像を早く美しく、2Dと3Dの変換をシームレスにした「A5」がやりたいなーー。

ところで、このソフト、ホップエッグ(PS2対応プリンター)対応になっているけど、持っている人いるのだろうか……。


2003.02.10


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