×

[PR]この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。

メイン・インデックス歌謡曲の砦>東京ナミイ『Gandharva Veda』

cover
東京ナミイ『Gandharva Veda』

(2004.11.25/まぼろしの世界/MABO-018)

1.Come Together 2.SALOME 3.In the Dream 4.A-diti 5.伽羅 - Kyara  6.人魚の祈り - A Prayer of Mermaid 7.Alabama Song 8.Lucky Star 9.Tirawahat 10.HELP !


待望の東京ナミイこと相良奈美のファーストアルバム。ってこれ、ライブ録音盤じゃん。まだまだ本格始動って感じじゃないのかなぁ。やっぱ。

彼女の「東京ナミイ」名義での活動ってのはいままでまったく知らなかったけれども、この使い分けの意味がなんとなくわかった。
端的にいえば「相良奈美」は「ゲルニカの戸川純」で「東京ナミイ」は「ヤプーズの戸川純」って感じ。ちなみに私はヤプーズよりもゲルニカが好きです。

ジャケットの帯には「ハード・ドライヴィン・ロック」と銘打たれているが、エキセントリックオペラの時と同じで、こちらの東京ナミィもまたなんとも分類不可能なカオスのパワーに漲っている。 美しくて不気味で不愉快でゆかしい。天使が悪魔の歌を歌っているような悪魔が天使の歌を歌っているような、なんとも容易に咀嚼できない奇妙な輝きを放っている。

相良奈美のボーカル力の爆裂ッぷりってのは相変わらずで「人魚の祈り」や「Lucky star」の澄んだハイトーンはやっぱり陶酔してしまうし、「伽羅」や「Tirawahat」のパワフルなボーカルも圧巻。「Come Together」や「Help」のヘビメタチックなエグい歌い方も許しちゃう。 最後の最後に「お母さん助けて―っっ!!」の大絶叫はちょっと引いたけれど……。
とはいえ、これをエキセントリック・オペラの多重ボーカルだったらもっと自分好みだなぁ、と思ったり思わなかったり、ってそれはいっちゃダメか。

ともあれ、子育ての合間の音楽活動でフルスロットルというわけにはいかないだろうけれども、ゆっくりと活動を見守っているので、これからもがんばってくださいな、というところ。 今回の作詞・作曲などを見て一人立ちするに充分な素質があることはわかったしね。
次は「相良奈美」名義のアルバムだぁっっ、って気が早いか。榊原大さんと一緒にやったライブがよかったので、「相良奈美」でアルバム作るなら、彼と共同作業で作るといいかも。

「東京ナミイ」はもちっとサブカル方向に擦り寄ってみたら椎名林檎の上級編っぽくなって商業的な成功が得られるような気がするけれども、本人がそんなことを望んでないか。 それにしてもジャケットがドラァグクイーンみたいで怖いよぅ〜。


そうそう、トラック6と10が無音ですよ。 ジャケットには10曲なのにCD掛けると12トラック表示にになっているから何がと思ったら、こんな凡ミスが。 しっかりしてくださいな。まぼろしの世界さん。


2004.12.06
アーティスト別マラソンレビューのインデックスに戻る