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ジュリー小話 86年のジュリーはエロかった


 すっげ唐突ですが、ジュリー萌え話。 これ、「やおい話」コーナーにするか、「ジュリー」コーナーにするか迷ったんだけれども、ひとまずこっち。
 いつの時代のジュリーが一番萌えるか。自分との対話を重ねた結果――85年〜86年あたりのジュリーに一番萌えるみたいです、自分。
 
 基本ジュリーは、長髪のほうが萌える、と思うのですね(――てか、近田春夫さんが言っていたように短髪だとジュリー顔のでかさが目立つんだよ……)。
 で、個人的には、「悪魔のようなあいつ」とかの、受けくさい、もう、受けとしかいいようのない「僕、28になっちゃったよ」な美少年ジュリーよりも、「魔界転生」以降の妖しい攻め様仕様の美中年ジュリーのほうが、ぐっとくるわけで。
 で、それでいて「麗しい」という要素のないジュリーでないと、というのもあり。
 と、全ての条件を考慮に入れると85〜86年のジュリーしかない。長髪で麗しく妖しい攻め様のジュリーしかないわけですよっっ。

 てか、この頃のジュリーって、ナベプロからの独立、田中裕子との不倫スキャンダルなど、公私共にトラブルの目立った時期なんだけれども、 そのせいかどうかわからんが、なんか妙に色っぽいんですよねっっ。
 どこか張りつめていて、荒んだ感じもあって、でも妙に艶々していて、壊れものの危険なオーラがびんびんっ。



 そのなかにあって、この時期の「夜ヒット」マンスリーとかっ、白眉すぎる。
 冷徹な瞳でガムをくちゃくちゃ噛むような声で「不機嫌で高慢な美女ジュリー」キタッな「White Room」から、突然熱血純情ロック少年・ジュリーに変貌してしまう「Stand by me」。
 歌いながら山口小夜子と優雅に社交ダンス、しかも最後は扇子越しに耽美なちゅうをしてしまったほとんど直球マリスミゼルなゴシック世界の「ヴォラーレ」。
 大地とセックスしているかようにステージを這いずり回っては腰を振り、最後は雄たけびをあげる、過激で意味が不明な、前衛舞踏ですかこれは、なパフォーマンスの「闇舞踏」。
 他にも、女性の乳房をつけた黒皮のジャケット――右半分は切れ目が入っていて、柘榴のような実が零れ出ている、をじんねりといやらっしく脱ぐと、上半身裸、そこにに巨大なラメの十字架がっ、しかも、ラストは自分のおっぱいもみながら悶えちゃうし、な「女神」。
 歌をイメージして、まさしくアラビアの貴公子然としたコスチューム、トカゲの胸飾りがさりげにえぐかった「アルフ・ライラ・ウィ・ライラ」。
 スタジオに大雨を降らせ、しかも泥の水たまりまで用意、歌途中におもむろに泥水の中に身をくぐらせ、泥を手づかみ、白いタキシードを台無しにして歌った「指」。
 あえて、口を覆い隠す仮面をつけて歌った「灰とダイアモンド」(ナイフで自分の顔を切る、なんてパフォーマンスもあったな、これ)。
 などなど。た、たまらん。悶死寸前。ホントもう、ありがとうございますって感じのステージングを披露してくださっちゃいましたよ。あの頃のジュリーは。

 「TOKIO」のパラシュートとか、「カサブランカ・ダンディー」のお酒で霧吹きとか、「勝手にしやがれ」の帽子投げとか、「ダーリング」の前奏で指べろんちょ舐めとか、「Oh ! ギャル」の女装で間奏中煙草を一服とか、 全盛期のパフォーマンスもインパクト大ですげかったけれども、この頃のジュリーは耽美な美意識が一貫してあるのね。
 全盛期のパフォーマンスは、ある程度一般層の取入れを意識したものだったと思うのですよ。こういうことやったら、面白がられたり物まねされたりするかな、みたいな。 しかしこの頃のジュリーは一般層まるで無視、引かれてもかまわない俺はやりたいからやっているんだ、という感じで、ひっじょーに求道的で、かつエロいのです。エロい。
 今時V系でもここまでテレビではやらんだろ、ってことをやってらっしゃる。
 まぁそのせいか、この時期、売上的には、ものすごい勢いで右肩下がりになってしまうんだけれども。



 とはいえ、前妻との離婚成立後に、長かった髪をばっさりと切ってしまい、それ以降のジュリー様には、こういった色気がなくなってしまったのが至極残念。
 「ポラロイドガール」や「DOWN」など派手ジュリーはその後もまだまだお目にかかれたのですが、なんつーかな、あぁ、もう親父だな、と。 攻めとか受けとかいうてる場合じゃね――な、という感じで、いわゆる耽美な枠からはずれていかれるようになった。
 役者としても、地味な中年親父、みたいな役をフツーにこなされるようになって。 あれぇ、エロオーラを全身から振りまいていたジュリーはどこぉ、と。
 この時期から、耽美ジュリーは、舞台のみに移行していってあまりお目にかかる機会がなくなってしまったわけたけど、とはいえ、やっぱりこの時期のジュリーのエロさには適うわけもなく、この時期のジュリーは意識している部分と無意識に出ている部分のさじ加減が絶妙だったのかね、と思いを馳せる次第なのであります。
   そんなジュリー萌え小話でしたとさ。おしまい。

2007.06.25
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