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「ザ・ベストテン2004」

(2004.12.30/TBS系/21:00〜23:30)


悪口が多くなりそうで、あんまり書きたくないのだが、期待している人もいるようなので、ひとまず書く。

せっかく年に一度の「ザ・ベストテン2004」だが、前年と同じく、今回も台本が最悪。 今のTBSがダメだということを確認するような残念な作り。
とにかく芸人だすな、コントをするな、局アナは脇に回れ、無駄にゲストをブッキングするな。歌唱時のトンでも演出は少し控えろ。
確かにザ・ベストテンはバラエティー色が強い音楽番組ではあったが、これでは「ひょうきんベストテン」だよ。

歌以外の時間はゲストの過去映像(「名迷場面集」や「シングルコレクション」やトシだけやった「ゲストの選ぶベストテン映像」みたいなの)で埋めれば充分なものを余計なことをしおってからに。

番組元ADだとはいえ、阿部龍二郎氏をプロデューサーに据えるのはどうなのかな、と思った。彼の担当が「うたばん」や「金スマ」であることを考えると、どうも失敗が彼の采配によるところが多いような気がしてならない。
と、文句ばかりを言っても仕方ないので出されたものはおいしく食べることにして、 各歌手、思ったことについて少し。


中森明菜……フリとオケはオリジナルに近いが、キーは落としているように見える。近年の明菜を見ている私としては「Desire」ならまぁこんなものかな、という感じ。この曲ってパワーで押しきるような歌だから今の明菜向きじゃないんだよなぁ。生オケでないのこともあって、全体的に勢い薄。台湾の音楽賞で着たきりだった黒の着物風の妖しい衣装をテレビ披露出来たので良しとしよう。 岩崎宏美の時、徹子に紹介されて前にでてくるも岩崎に眼を合わせないで俯いていたのは謙虚を通り過ぎて、脅えているように見えた。アレはまずいでしょう、明菜様。気持ちはわかりますが。それにしてもちょっとは太らないものかなぁ。

岩崎宏美……声戻しているなぁ、彼女一時期声が荒れていたような気がしたけれどもかなり努力をしたようですね。彼女は自分をオペラ歌手と同じように武器は「声」それのみと覚悟を決めているのかもしれないと思った。佇まいもドスが利いているし、意地とプライドを感じる。前回がずいぶんな演出だったからなのか、今回は全てをひっくるめて1番いい演出だったように思う。

杉田かおる……今回の番組のカラーに一番あっていたのが彼女というのがなんとも悲しい。あと杉田さん「雌伏」は「メスイヌ」と読むのではなく「シフク」と読むのですよ。それにしてもソファの杉田と明菜の並びがなんとも……。

田原俊彦……今回で一番好待遇もなんか今回だけという感じがする。色々と諸事情がありそうだし。とはいえ「トシが選ぶベストテン映像」もあってよかった。「ラブシュプール」の雪合戦にまきこまれてこけるのには笑った。歌はベストテンの勢いのある生オケで演出も映像を色々と取りこんで1番楽しめた。

南野陽子……今回の衣装大賞。ここぞとばかりの紫かがった青の綺麗なロココ風豪華ドレス。「楽園のドア」はナンノ的には青系の色なのかな。ただし演出がダメダメなのと余計な小芝居をやらせたせいでナンノの声がガチガチ。この曲はアウトロのヨーヨー投げ風の振り付けが一番カッコイイのにそれが省略ってなんでやねんっっ。 歌前、鼻の穴近くに赤いマニキュアのついた人差し指を持っていって「鼻血」など無理やり一発芸を披露させられて「ごめんなさぁ―――い」の姿は当時とまったく変わらず、萌えた。サービス精神旺盛だよなぁ。「昨日の夜中の2時に思いついたんです」(ナンノファンとしてはこういうところのほうが笑える)って、ヘンなところも変わってない。

松田聖子……歌はまあいつもの通りだが、俊ちゃんとの営業風いちゃつきぶりがすごくて仰け反った。このひと、こういうところはホント上手いよなぁ。

吉川晃司……このスペシャルでいつも1番現役感を感じる彼だが、今回もやっぱり。彼に関しては当時のアレンジを変えてもまったく文句ない。それにしても数年前に事務所の社長さんになって以来地を出すようになったが、いい感じに定着しているよなぁ。

渡辺美里……なんか彼女、夏川りみにみえたよ。声よりも姿の変貌に感慨。

ALFEE……可もなく不可もなく。いつも見ているのでこれといって、という感じ。

大橋純子……普通に昔通に歌が上手いなぁ。ここ最近の彼女をまったく知らなかっただけに驚いた。岩崎のように努力して保ってというのでもなく、明菜のように新たな声質探しにというわけでもなく、普通にナチュラルに保っている。美乃家スティション時代のアルバムでも久しぶりにきこっかな。

C-C-B……関口さん……。アルバム「千夜一夜」「悪戯」も持っている私、ここまでなっていたとは。10年前のベッテンスペシャルでもなんだかだったけれども、どんどん明後日の方向へ。演出はC-C-Bだからこそ許されるという、それにしても徹子のドアップってのはマズイだろうよ。

杉山清貴……オメガ時代の歌なのにピンで登場。男のハイトーン歌手はあんまり錆びないものなのかなぁ。アノ頃とあまり変わらず。ただし頭皮は俊ちゃんの上を行っていた。

堀内孝雄……この人もいつもなのでなんとも。演芸色高めな佇まいだが、全員のコーラスでひとまずまとまったかな、という感じ。電気ビリビリは思わずチャンネル変えたくなるほど恥ずかしかたよ。それにしても最後に三浦カズが出てくるのは謎。これが演出だとしたら意味不明。

ピンクレディー……なんで出なかったかなぁ。テレビ情報誌には名前が載っていたのに、何が理由かわからんが残念。



なんとなくこのスペシャルシリーズも今回でひとまず終わりそうな気がしてならない。
80年代版「思い出のメロディー」として黒柳徹子が芸能界にいる限り続けて欲しいけれども、こんなひどい演出だと出てくる歌手はこれからも限られるだろうし、そうなると難しいような気がする。

今後も続けていくとしたら、個人的には1994年にやった「ザ・ベストテン 同窓会」のパート2が1番いいフォーマットのような気がするんだけれどなあ。
各歌手のランクイン曲をじっくりと紹介、歌手とのトークをまともにしっかりとして、最後に当時の楽曲を歌唱、ってスタイル。出演歌手は少なめだけれども、それぞれの内容は濃め。これならバラエティー演出に二の足を踏む歌手も出てくれると思うんだけれどなぁ。


2005.01.01
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